いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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オールディーズ

Del Shannon / This Is My Bag ( Liberty / 1966 )

あれ?こんなのあったっけ?といって感じのデル・シャノンの盤。1961年の”Runaway”以降、飛ぶ鳥を落とす勢いで”Hats Off To Larry”諸々をヒットさせていったものの、ビートルズ、モンキーズ以降のポップシーンの中ではちょっと先輩だったわけで、2歳下のロイ…

The Cadillacs / The Crazy Cadillacs( Jubilee JGM 1089 / 1959 )

CDからアナログへ。いまじわじわブームだとかいうミクロな観点よりも、情報の価値がほぼゼロになったことが大きいと思われる。YouTubeで音源自体はいくらでもタダで聴ける。リッピングすれば済むプラスチックのカタマリには握手券でも付けない限り売れない時…

Scotty Moore presents The Mighty Handful

(スコッティ・ムーア)/ Volume1 ( BMCD-2007-01 / 2007 )ネット・サーフィンなんてのももはや死語かもしれませんが(笑)、先日発見したのが、エルヴィス・プレスリーのオリジナル・ギタリストとして知られるスコッティ・ムーアのウェブサイト(http://www…

Dion & The Belmonts

/ Reunion Live At Madison Square Garden 1972 ( Warner / 1973 )下北沢FDRにて、今日もゴキゲンなレコードばかりで!特に最後まで迷った上で手に取ったディオン&ザ・ベルモンツの1972年の再結成盤、椿さんに「一度取ったら棚に戻しちゃいけないレコード、…

Bionic Gold

/ Same ( Big Sound /1977 ) これは正直中身が判りづらい盤。ジャケット見ただけじゃ「なんじゃこれ」でしょう。実はコレ、1977年リリースのフィル・スペクターもののカバー・レコード。ビッグ・サウンド・レコード所属のミュージシャンによるカバーという趣…

 Peter Anders

/ So Far ( A&B Records / 2010 ) コレは全オールディーズ・ファンにオススメしたい奇跡の新作。あの伝説のソングライター・チームであるアンダース&ポンシアの片割れ、ピーター・アンダースの新譜だ。 一曲目の”Take This Song”(リッチー・コーデルとの共…

 The Venus

/ Surrender To You! ( Bourbon Records / 1981 ) 徳間のバーボン・レコードより、ザ・ヴィーナスの名盤。エリーゼのために、を翻案した”キッスは目にして”のヒットで知られる、オールディーズ・リヴァイヴァル・バンドです。ジャケも雰囲気が出ている。 ボ…

Sonny & Cher

/ Mama Was A Rock And Roll Singer Papa Used To Write All Her Songs ( MCA / 1973 ) タイトルがいかにも一線から退いた往年の歌手が思い腰を上げたってな感じですが。ソニー&シェール1973年の再結成盤。なんでこんなエキゾチックな絶世の美女とオッサン…

Neil Sedaka

/ Waking Up Is Hard To Do ( Razor & Tie / 2009 ) 今年出たニール・セダカの新作。御歳70歳にしてこの美声。アメリカン・ポップス・ファンだったら思わず笑みが漏れる盤でしょう。 タイトル曲ももちろんそうだが、自身のヒット曲を子供向けにアレンジしな…

クールス 

/ クールス・オールディーズ・スペシャル(Casablanca / 1986 ) 日本のオールディーズ/R&Rリヴァイヴァル・バンドと言いますと。まずはキャロルですか。さらにキャロルの弟分だったクールス。シャネルズだってそうだし、ザ・マックショウ、チェリーボー…

 The 4 Seasons

/ Sing Big Hits By Burt Bacharach…Hal David…Bob Dylan ( Philips / 1965 ) バカラック/デイビッドとディランっていう取り合わせが何とも言えないのだけれど、1965年当時のポピュラー音楽を牽引していた二人であることは確か。ポップグループがディランを…

You Heard It Here First! ( ace CDCHD / 2008 )

なかなか良いコンピ。有名曲の意外なオリジナルヴァージョンを集めたもの。オールディーズファン御用達のエースより。個人的にはマーク・ジェイムス版M-2”Suspicious Minds”が聴きたかった。ライナーによると、セプター・レコードよりチップス・モーマンのプ…

David Jones

/ Same ( Colpix CP 493 / 1965 ) モンキーズでデビューする前のデイヴィ・ジョーンズが残した盤。ビートルズ以前のアイドル・ポップスを唄い、若さをふりまいている。アレンジ&プロデュースはハンク・レヴィン。冒頭A-1”What Are We Going To Do?”は『The …

Ronnie Spector

/ The Last of the Rock Star ( 2006 ) 永遠のワンパターン。ウォウウォウ言ってないと気がすまないヴェロニカことロニー・スペクターですが、1年くらい取り上げ損ねていた今のところの最新作を。出来はそこそこ。ロニーほどの世代のシンガーが未だに歌える…

Burt Bacharach

/ Live in Japan ( 1971 ) 行って参りました!フル・オーケストラにてバート・バカラック11年ぶりの来日公演。御歳80歳を迎えんとするポップス界のレジェンド。旧年来の友人と当日券狙いにて拝みに行くことを決意。 チケットを無事入手し、国際フォーラムに…

The Pipettes

/ We Are The Pipettes ( 2007 ) ピペッツの日本デビュー盤。ティーンズというにはちょっと歳がいっちゃってますが、なんて言ったら怒られそうだが。そんななりふり構わぬコスプレ感がガールポップを演ろうというコンセプトありきの作品作りを示している。「…

Frankie Valli

/ Romancing The 60’s ( Motown / 2007 ) 目を疑った!ナント、フランキー・ヴァリの新作。29年振りですよね?またまたベスト盤かと思って手に取ったら… ヴァリというと、高音を失って隠居しているイメージがあった。1994年のマンハッタン・トランスファー『…

Frankie Valli and the Four Seasons

/ Streetfighter ( Curb R25X-2002 / 1985 ) フランキー・ヴァリ&ザ・フォーシーズンズのオリジナルアルバム群が2in1でCD化されてますね。それで思い出した一枚は、80年代、久々のオリジナル盤のお出ましとなった『Streetfighter』。ジャケは悪そうなイタ…

 Jerry Lee Lewis

/ Last Man Standing The Duets ( Artists First 20001 / 2006 ) 長生きするものですね。自分のことではなく、御大ジェリー・リー・ルイスのこと。”Great Balls Of Fire”、”Whole Lotta Shakin’ Goin’ On”…。サンレコードにおいてはエルヴィス、カール・パー…

Ronnie Spector

/ Something’s Gonna Happen ( Bad Girl Sounds / 2003 ) 今年は『ロックスターの最期』なる新作も飛び出して、往年のポップスファンを驚かせたロニー・スペクター。ロネッツのリードボーカル(ヴェロニカ)で、フィル・スペクターの元妻…なんてのは言うまで…

Johnny Rivers

/ Not A Through Street ( Priority[CBS] /1983 ) 全く期待できないAOR風味のジャケ。サマにもなっていない。しかも値段は20円。レコは金じゃないと思うが、それでもジョニー・リヴァース!と思い購入。おそるおそる聴いてみると、中身は意外にもむちゃく…

Sonny & Cher

/ All I Ever Need Is You ( Kaap KS3660 / 1972 ) 失礼ながら不釣合いな夫婦だなあと思う。音楽界ではキャリアも長く、後に市長さんにまでなっちゃうオッサン、ソニー・ボノと、エキゾチックな絶世の美女のシェールですか。ううん、不思議。このレコは最…

Arthur Alexander

/ Lonely Just Like Me (Elektra Nonesuch 61475 / 1993) 最近改めて聴いているArthur Alexander。疲れた心に染みこんでくる人懐っこいボーカルは、良く考えてみると唯一無二である。なんてことのないコード進行でもArthurの手にかかるとオリジナリティが生…

Bobby Rydell

/ Born With A Smile (Pip 6818B /1976) ジャケットの赤ら顔のアメリカ親父を見てティーンアイドルのBobby Rydellであるとわかる人がどれだけいるのか知らないが、これは70年代に入ってからのカムバック作。ヴァラエティに富んだサウンド、を謳っているが、…

Tommy Roe

/ Energy (Monument PZ-34182 /1976) アイドル的な人気を誇ったポップ歌手Tommy Roeの70年代の目立たないレコード。Tommy Roeは60年代にはビートルズに先駆けて、バディ・ホリーばりの大変ポップなロックチューンを生み出していた。優れたソングライターでも…

Lenny Dee

/ Easy Lovin’ (Decca 75320 /1971) 数多のイージーリスニング盤を世に送ったオルガニストの70年代初頭のメジャーヒット演奏盤。”Take Me Home, Country Roads”、”How Can You Mend A Broken Heart”、”Superstar”、”The Night They Drove Old Dixie Down”、”…

Robert John

/ If You Don't Want My Love (Columbia CS9687 /1968) Bobby Pedrick Jr.として50年代からもキャリアを持つRobert Johnが、"The Lion Sleeps Tonight"のヒットに先立つ1968年に残したポピュラーアルバム。3曲を除きCharie Calelloがアレンジを担当している…

The Hollyridge Strings

/ The Beach Boys Songbook / The Four Seasons Songbook メモリーズ・オブ・ビーチ・ボーイズ/フォー・シーズンズ (AZ-8002) 一連のA-Side再発盤の内の一つ。もちろんこれはナイアガラ・ソングブックの元ネタとなったオーケストレーイションによるソング…

Nino & April

/ All Strung Out (WWCD-7713 /1968) 大滝詠一70年代の大傑作ナイアガラ・ムーン(Niagara Moon)のリマスターに注目が集まる今週だが、これはPhil Spectorの元でセッションマンとして活躍したNino Tempoと妹のApril StevensとのデュオのWhite Whaleにおける名…

Phil Felice / Safe or Sorry 下記のAlan O'dayへのインタビューによれば、このシングルによって、駆け出しであった彼は初めて世に名前を出すことになったようだ。そうした記念すべき一枚だが、ソングライターとして音楽出版社に所属していた彼とPhil Felice…