いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

f:id:markrock:20190212213710j:image
いしうらまさゆき へのお便り、ライブ・原稿のご依頼等はこちらへ↓
markfolky@yahoo.co.jp

[NEW!!]2022年2月24日発売、ビッグ・ボッパー『シャンティリー・レース』、フィル・フィリップス『シー・オブ・ラブ:ベスト・オブ・アーリー・イヤーズ』、チャド・アンド・ジェレミー『遠くの海岸 + キャベツと王様』の3枚のライナーノーツ寄稿しました。
購入はココをクリック
f:id:markrock:20230129183945j:image
[NEW!!]2022年12月23日発売、バディ・ホリー・アンド・ザ・クリケッツ 『ザ・バディ・ホリー・ストーリー』(オールデイズレコード)のライナーノーツ寄稿しました。
購入はココをクリック
f:id:markrock:20221230235618j:image

ロック

Steve Perry / Traces ( fantasy / 2018 )

ロシアから荷物が届いて何だったかな、と思ったら以前e-bayで注文したスティーブ・ペリー25年ぶりの新譜だった。タイトルは『Traces』(軌跡)、いや、てか奇跡かな、と。今年10月5日リリース。『FOR THE LOVE OF STRANGE MEDICINE』が出たのは1994年。これ…

Paul McCartney / Egypt Station (Capitol / 2018)

先行シングルの一瞬ちょっとダサイ感じの”Come On To Me”辺りの先行シングルをとってきて、「才能が流石に枯渇した」だとか、「前作『NEW』に比べて地味」だとか、好き勝手言っているヒトビトも多いポール・マッカートニーの新作『Egypt Station』。たぶんそ…

AC/DC / Rock Or Bust ( Sony / 2014 )

ロックするか、ぶっつぶれるか!(『Rock Or Bust』)また最高のタイトルで奴らがやって参りました。解説はセーソクさんこと伊藤政則氏。こーいうものは日本盤を入手。初回限定のホログラム・ジャケというやつが面白い。バンド・ロゴが粉砕されるという演出…

Bryan Adams / Tracks Of My Tears ( Bad Records / 2014 )

もう12月半ばですか!早いとしかいいようがないです。ジョン・レノンの命日も過ぎ。唐突にブライアン・アダムスの新譜を。ブライアン・アダムス、大好きだった。最近聴いていなかったけれど。10年くらい前に武道館来日公演も行きました。当時もはや若くはな…

Heartsfield

/ Foolish Pleasures ( Mercury / 1975 ) ドゥービー・ブラザーズをさらに軽やかにしたようなファンキーなギター・カッティングに導かれる”As I Look Into The Fire”でスタートするハーツフィールドなるバンドの3枚目のLP。分厚いコーラスも決まっている。…

 Rainbow Cottage

/ Same ( amr / 1976 )昨日は制作中のミニアルバムのうち、2曲の歌入れレコーディングでした。よしだたくろうや海援隊、古井戸、ケメ、泉谷しげるらを輩出したエレック・レコードという70年代のインディ・レーベルはURCと共に私の憧れでもありました。んで…

 The Bird And The Bee

/ Interpreting The Masters Volume 1 : A Tribute To Daryl Hall And John Oates ( Blue Note 2010 ) 去年出たザ・バード&ザ・ビーの盤。故ローウェル・ジョージの娘イナラ・ジョージとグレッグ・カースティンからなるデュオ、って説明しなくてもそれなり…

 Owl City

/ ocean eyes ( Universal / 2009 ) アウル・シティのポップス。なんだか全然見当違いかもしれないけれど、Daft Punkを初めて聴いたときに似た感じ。デジタルでエレクトロニックな感触だけれど、エイティーズ風味の懐かしさを感じたような、そんな胸キュン(…

 Elton John / Leon Russell

/ The Union ( Decca / 2010 ) 興奮のデュオ新作。DVD付きの方を輸入盤で入手。最近日本盤はトンと買わなくなったな。安さが一因。特にこういったベテランの新譜だと、パッケージのデラックス感を強調して、団塊の世代向けの高価格を設定してくるからね…全く…

 Robert Plant Alison Krauss

/ Raising Sand ( Rounder / 2007 ) 昨日何故か急にツェッペリンが聴きたくなって。アルバムを全部ひっくり返して聴いてみた。語り尽くせないくらい良い曲と演奏があるんだけれど、”Gallows Pole”が改めて良かったなぁ。単純にカッコイイということだけでも…

 Fistful of Mercy

/ As I Call You Down ( HOT Records / 2010 ) けっして作り込まれた感じはしない。裏ジャケの通り、ラフなセッションという感じ。でもこの生々しい感じがとても良いんだ。彼ら3人の新たな音楽の創造に対する喜びが伝わってくる。メンバーはジョージ・ハリス…

 Maroon 5

/ Hands All Over ( Universal / 2010 ) マルーン5の3枚目の新作。今月15日に日本盤が出たけれど、今回はボートラにそこそこ目立つモノがあったからそちらを購入。過去2枚が1500万枚売れているってのも凄いですな。立派なアルバム・アーティストだと思う。…

 Lou Ann Barton

/ Old Enough ( Antone’s / 1982 ) 2日で20枚くらい買ってしまった。うーん、やっちまったと思うが止められないいつものパターン。なぜか無性にルー・リードのソロが欲しくなる、とか、買いこぼしていたユートピアやトッドを押さえよう、とかいった様な地味…

 Mr. Mister

/ Go on … ( RCA / 1987 ) 最近新聞を読んでいてよく文化面で取り上げられるのが、出版&レコード業界の不況。本とCD・レコードっていう、個人的には人生の全て(こんなこと家族に言ったら怒られますね…)と言えるものを提供してくれている業界が危機に…

 Show Of Hands

/ Formerly Anthrax ( Elektra EKS-74084 / 1970 ) 口蹄疫騒ぎは胸が痛む限りだけれど、今日はFormerly Anthraxというタイトルのアルバムを。同じ家畜の病気でも“炭疽病(Anthrax)”の名が入っている。“以前は炭疽病”って何のこっちゃ。 その名の通り、ジャ…

Bob Dylan

/ Together Through Life ( Columbia / 2009 ) 加藤さんのことを考えていたら、ポピュラー音楽界の現状に対する失望が余りにも深くて。正直このブログもやめてしまおうかと考えてもいたのだ。でも唯一の希望があって。それは生演奏のアウラ(オーラ)。アナ…

Bill Haley And The Comets

/ Travelin’ Band ( Janus JLS 3035 / 1972 ) 『暴力教室』のテーマ曲となって大ヒットした1955年の”Rock Around The Clock”、と言えばエルヴィス旋風前夜のロックンロール誕生の1曲、という位置づけになっている。歌っていたのはビル・ヘイリーという男。エ…

 Julian Lennon & James Scott Cook

/ Lucy ( 2009 ) ジュリアン・レノンの新曲。待望。内省的な感触のある『Photograph Smile』(1998)が余りに素晴らしい作品で、長らく聴き込んで来たけれど、新作は音沙汰無いまま10年以上が過ぎ。前作にも同名異曲”Don’t Let Me Down”があったり、冒頭曲が…

Ramones

/ End Of The Century ( Rhino / 1980 ) ラモーンズ。実にイカしたロックンロールバンド。曲の短さも含めて実に愛すべきバンドらしいバンドなんだけど、ポップスファンにはフィル・スペクターがプロデュースしたこの『End Of The Century』と、グレアム・グ…

Huey Lewis & The News

/ Plan B ( Silvertone / 2001 ) 何を隠そう(別に秘密にしてませんが…)ヒューイ・ルイスが大好きで。一番好きな映画『Back To The Future』の主題歌を歌っていたからか、良かった時代の快活な亜米利加の匂いがプンプンするからか知りませんが。YouTube見て…

Natural Records

/ Philosophy & Groove ( RDCA-1007 / 2007 ) 友人の宮 武弘くんが率いるバンド、Natural Records(http://www.naturalrecords.net/)のライブに先日行って来た。昨年のap bank fes'08にも出演したりと、トニカク勢いのあるバンド。渋谷のDuoというデカイ箱…

The Bird And The Bee

/ Ray Guns Are Not Just The Future ( 2008 ) 椎名林檎を観て来た。コレに関しては私と言うよりファンクラブにまで入ってしまっている奥さんの趣味なのだが…。『椎名林檎10周年記念スペシャル・ライブ 林檎博'08 〜10周年記念祭〜』と題されたもの。ソロキ…

Bruce Springsteen with The Sessions Band

/ Live In Dublin ( 2007 ) スプリングスティーン親父のシーガー・セッションズ。生のルーツミュージックの迫力に久々に鳥肌が立った。付録DVDの演奏シーンを見るにつけ、コレは生で見たい!と思わせられたのだが、その後行われたツアーはやはり好評だった模…