いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Bill Haley And The Comets

markrock2010-02-05

/ Travelin’ Band ( Janus JLS 3035 / 1972 )


『暴力教室』のテーマ曲となって大ヒットした1955年の”Rock Around The Clock”、と言えばエルヴィス旋風前夜のロックンロール誕生の1曲、という位置づけになっている。歌っていたのはビル・ヘイリーという男。エルヴィスと比してセクシャル・アピールに欠けてはいたけれど、カントリーを弾ませたビートを持つそのサウンドは確かにロックンロールそのものだった。


さて、これはそのビル・ヘイリーが1972年にJanusからリリースした盤。72年と言うと、ロックの時代が訪れてもはや時代遅れに成っていた旧き良き60年代前半のアメリカが、ベトナムの惨状もあってか懐古される名画『アメリカン・グラフィティが封切られる一年前。ちなみにそのサウンドトラックの冒頭に位置していたのが、ビルの”Rock Around The Clock”だった。


さて中身だが、元々ビルのルーツがカントリーにあることが良く判る選曲。とはいえ、彼にしてはチャレンジングと思えるのが、クリス・クリストファースン(ジャニス・ジョプリン)のA-1”Me And Bobby McGee”やCCR(ジョン・フォガティ)のA-3”Who’s Been Stoping The Rain”、A-4”Travelin’ Band”、さらにジョー・サウスのB-2”Games People Play”をカバーしていること。とりわけタイトル曲のA-4”Travelin’ Band”はジョン・フォガティもこんなイメージだったんだろうな、と思えるほどの熱いモノホンのロックンロール!B面にはラリー・ウィリアムスのB-4”Bony Molonie”や、あの曲を下敷きにしたB-1”Dance Around The Clock”もあった。


プロデュースは邦訳書が出ている『ブルースの詩』でお馴染みのサミュエル・チャーターズ。