いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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フォーク

Nanci Griffith / Storms(MCA / 1989)

LPを発見。懐かしくて手に取ってしまった。ナンシー・グリフィスの1989年作。1994年にグラミーのコンテンポラリー・フォーク・アルバムを受賞した『Other Voices, Other Rooms』が何と言ってもインパクトがあった。高校生の頃、リアルタイムで沢山アルバムを…

Knob Lick Upper 10,000 / Workout! (Mercury / 1963)

ノブ・リック・アッパー10000なんて言っても、なんじゃそりゃ?となりますが。エリック・ジェイコブセンが在籍したモダン・フォーク〜ブルーグラス・グループ。エリック・ジェイコブセンといえばジョン・セバスチャン、ザル・ヤノフスキーらのラヴィン・スプ…

Willie Wright

/ I’m On My Way( ARGO LP-4024 / 1963 )三鷹のネオ書房、と聞いてピン来る人はいるだろうか。漫画本を中心にした品揃えの現役の貸本屋だ。それがそれが、今日たまたま店の前を通ると、なんと「1冊100円」の貼り紙が。しかも上から消されて「1冊10円」にな…

Pozo Seco

/ Shades of Time ( Columbia(Real Gone Music) / 1968 ) 2013年の再発リリースとなったポゾ・セコの1968年盤。既にポゾ・セコ・シンガーズ名義で『Time』『I Can make It With You』という2枚のソフトロック調のフォーク・アルバムをリリースしていた。これ…

Bob Gibson

/ Yes I See ( Elektra / 1961 ) 今日見つけたボブ・ギブソンの『Yes I See』を。この人の名前を知ったのは、愛聴していたサイモン&ガーファンクルのファーストに収録されていた”You Can Tell The World”のオリジナルというハナシを聴いたとき。ボブ・ギブ…

Ramblin’Jack Elliott

/ South Coast ( Red House / 1995 ) 逃げ出したくなる気持ちは分かるけれど、どうしてこんなに実情がうまく伝わらないのだろう。来日公演をとりやめる外タレが相次いでいて。もちろん、国内でもコンサートホールの都合でツアーの見直しを迫られているミュー…

 Martin Simpson

/ Prodigal son ( Topic / 2007 ) 英国フォークの名門レーベル、トピックからのリリース。マーティン・シンプソン2007年の最高傑作。彼は1953年生まれ。1976年にソロデビューを果たし、スティーライ・スパンのサポートで名をあげた。それから幾星霜。2008年…

 Tom Rush

/ Got A Mind To Ramble ( Prestige 7536 / 1963 ) 見つけたとき、ちょっと小躍りしてしまった。どんな音楽を聴いていても、いつもアメリカン・フォークは心の中にある。トム・ラッシュがプレスティッジから出したセカンドアルバムだ。同時代にデビューした…

Peter, Paul and Mary with Symphony Orchestra

/ The Prague Sessions ( Warner / 2010 ) 今年マリー・トラヴァースが亡くなったけれど。ピーター・ポール&マリー(実際の発音から言ったらメアリーですが、通例に倣ってこう呼ぼう)というと、公民権運動を支えたフォーク・グループとして、さらに世界の…

The Johnstons

/ Same ( Mercury 0598 / 1972 ) In the morning When You’ve left me, I will sing a song About the day you found me… 大好きな曲”The wind in my hands”の一節だ。アドリーン・ジョンストンの伸びやかな歌声が突き刺さる。 ジョンストンズ、ジャケットに…

Ramblin’ Jack Elliott

/ A Stranger Here ( Epitaph / 2009 ) ランブリン・ジャック・エリオットの新作が国内盤で出るなんて。全くビックリしてしまう。前作『I Stand Alone』(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20070207)は日本盤は出なかった。本作はリーマン・ショックが世界恐慌…

Dave Van Ronk

/ Songs For Ageing Children ( Cadet CA 50044 / 1973 ) デイヴ・ヴァン・ロンク。粋なフォークシンガー。酔いどれた高田渡なんかと被るイメージがあって。ディランが居た時代のグリニッジヴィレッジの空気を保ち続けた人。2002年に惜しくも亡くなってしま…

Peter, Paul & Mary

/ In These Times ( Rhino / 2003 ) またまたの訃報。ピーター・ポール&マリーの紅一点、マリー・トラヴァースが亡くなりました。なんだか衝撃が大きくて。PPM、周りがビーイング・小室系のメガヒットに現を抜かしていた中学生のアノ頃、聴きまくってい…

Bud Dashiell

/ I Think It’s Gonna Rain Today ( Warner WS1731 / 1968 ) どうでもいいですが、終戦記念日にNYでウッドストックが再び開かれたようで。94年(25周年)と99年(30周年)にもありましたが。1969年から数えて40周年に当たる今年、40周年記念盤のリリースなど…

The Mitchell Trio

/ Alive ( Reprise RS6258 / 1967 ) モダン・フォークでは忘れられないグループ、チャド・ミッチェル・トリオ。ディランの”Blowin’ In The Wind”を初めてレコーディングしていたり、バーズのロジャー・マッギン(ジム・マッギン)がバーズ以前に客演していた…