いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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[NEW!!]2022年12月23日発売、バディ・ホリー・アンド・ザ・クリケッツ 『ザ・バディ・ホリー・ストーリー』(オールデイズレコード)のライナーノーツ寄稿しました。
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ジャズ

大江千里 / Boys & Girls(Sony / 2018)

隠れ大江千里ファンって男性に多いんじゃないかな。何を隠そう私もそのひとり。アルバムは全部聴いていると思う。渡辺美里とかエピックソニーの関連作から入って、リアルタイムでは”格好悪いふられ方”がミリオンになったのを目撃した。ジャズ化してからも一…

 ジョニー・マーサーの自演盤

作詞家・シンガーのジョニー・マーサーといえば、ジャズの世界では泣く子も黙る…というレベルの人。”Autumn Leaves”の詩もそうだし、ヘンリー・マンシーニとのコンビでは”Days Of Wine And Roses”や”Moon River”を。ハロルド・アーレンとは”Come Rain Or Com…

 Spontaneous Combustion

/ Come And Stick Your Head In(Flying Dutchman FDS-102 / 1969) さて、今日手に取ったのは1969年にジャズ・レーベルのフライング・ダッチマン(ボブ・シール設立)からリリースされたSpontaneous Combustionの『Come And Stick Your Head In』。バンド名…

 Helen Merrill

/ American Country Songs ( Atlantic / 1959 ) アトランティックのR&B1000円再発は定番からある種のレアものも含んでいて狂喜したけれど、その喜びってR&Bに関しては今まで国内盤で思い切った値下げがなかったことも大きいかな。一方既にジャズの分野では、…

 Herbie Mann

/ Glory Of Love ( A&M / 1972 ) 最近ヤフオクで買ったサブ・ウーファーがなかなか良い。ヤマハの安いもの(YST-FSW100)で、中古2500円くらいだったけれど、そこまで低音が出過ぎることもなくゴキゲンなレベルかな。CD再生のアンプもヤマハだから相性は悪く…

 Kimiko Kasai+Mal Waldron

/ One For Lady ( Victor / 1971 ) 女性ジャズ・シンガー笠井紀美子の初期作品。さいきんLPで300円位で発見したけれど、むちゃくちゃ良かった1枚。以前1970年のライブ盤(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20101207)やかまやつひろしプロデュースの『…

 Pink Martini & Saori Yuki

/ 1969 ( EMI / 2011 ) 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。お蔭様で毎日800前後のアクセスを頂いていて、有難い限りです。音楽を紹介するメディアの使命が薄らぐようにも思える中ではありますが、個人的には何かを知りたいがために聴く音楽で…

 Tony Bennett

/ DuetsⅡ( Sony / 2011 ) いよいよ大晦日を明日に控え。なんだか今年はあっという間だった。 意味もなくゴージャスな気分になりたくて、トニー・ベネット御歳85歳の新譜を聴く。2006年の前作『Duet』の続編。前作は近年のジャズ・ボーカルものとしては、屈…

 Blossom Dearie

/ 1975:From the Meticulous to the Sublime ( celeste / 1975 ) これはレコードで持っていたかった一枚。手元にあるのはダッフォディル・レコードのLPではなく、セレステでリイシューされたCDだ。なかなかオシャレでいて、従来のジャズ・ファンが敬遠す…

 John Coltrane

/ Ballads ( Impulse / 1963 ) 昨日藤岡靖洋氏のジョン・コルトレーン本のことを書いたけれど、あっという間に読み切ってしまった。ここまで内容の濃い新書は久々。とは言っても、古いジャズファンだったら知っている話も多いのかもしれないけれど。いずれに…