/ 1975:From the Meticulous to the Sublime ( celeste / 1975 )
これはレコードで持っていたかった一枚。手元にあるのはダッフォディル・レコードのLPではなく、セレステでリイシューされたCDだ。なかなかオシャレでいて、従来のジャズ・ファンが敬遠するような、ジャズ盤をリイシューしてくれたレーベルだ。70年代というと、シンガーソングライターが一つのムーヴメントを作っていた。ブロッサム・ディアリーだって、エレピを弾いたり、自作の歌を歌ったり、裏ジャケは手書きだったり…パーソナルかつインティメイトな雰囲気が一杯だ。
1曲目は彼女の代表曲である、”I’m Hip”が。ボブ・ドロウとデイヴ・フリッシュバーグが聴きたくなってくる。あとでLPを出してこよう。ボッサ・テイストの”I’m Shadowing You”をお気に入りのスピーカーで鳴らしながら、珈琲を片手に夜は更けていく…2年前に帰らぬ人となったなんて、信じられない。