いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
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『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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 Helen Merrill

markrock2013-06-09

/ American Country Songs ( Atlantic / 1959 )


アトランティックのR&B1000円再発は定番からある種のレアものも含んでいて狂喜したけれど、その喜びってR&Bに関しては今まで国内盤で思い切った値下げがなかったことも大きいかな。一方既にジャズの分野では、ブルーノートにしても輸入盤に負けない廉価盤CDが沢山出ていた。ボーナス・トラックが無い潔さも好感触。


で、今回惹かれたのはワーナーからのジャズ・ベスト・コレクション1000のシリーズ。”ニューヨークのため息”ってなヘレン・メリルにこんな盤があったんだ、というカントリー・カバー盤。ウィリー・ネルソンと逆のやり方。ジャズ歌手のカントリー録音盤というのは、アメリカン・ミュージックの奥深さを知る盤として見つけたら買うことにしている。それと共に、往時のポピュラー・ソングの中にジャズ、カントリー、ハワイアンやソウル、ラテンが違和感なく混在していたという、そんな大らかさが堪らない。今では絶対に相容れることがないかも。そして、ジャズ・ファンの食指が動かなそうな盤であることも、ひねくれ者の私には堪らない。



録音は1959年のニューヨーク。個人的には大好きなハンク・ウィリアムスが”I’m So Lonesome I Could Cry”、”You Win Again”、”Cold, Cold Heart”、”My Heart Would Know”と4曲も取り上げられているのが嬉しい。ムーディなオーケストレーションも多いが、ギターが入るところでカントリーっぽさを出せている。あとはエディ・アーノルドやエヴァリー・ブラザーズの楽曲を演っている。”Maybe Tomorrow”や”Devoted To You”の甘さはグッと来るものがある。”Devoted To You”は一人エヴァリーな感じで。