いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Dave Van Ronk

markrock2009-11-08

/ Songs For Ageing Children ( Cadet CA 50044 / 1973 )


デイヴ・ヴァン・ロンク。粋なフォークシンガー。酔いどれた高田渡なんかと被るイメージがあって。ディランが居た時代のグリニッジヴィレッジの空気を保ち続けた人。2002年に惜しくも亡くなってしまったけれど。


さて、コレはリリースがまばらになりかけた70年代初期の作。プロデュースはジェリー・ジェフ・ウォーカーらを手がけているマイケル・ブロフスキー。


ミッチ・グリーンヒルかな?と思うギターが聴けるトラディショナルA-1”Duncan & Brady”、ハワイアンM-3”My Little Grass Shack”、トラッド風の沁みる好曲B-6”Last Call”、ロックンロールB-1”Work With Me Annie”と相変わらず彩り豊かな音。黒人フォーク歌手のレン・チャンドラー作でカレン・ダルトンやフレディ・ニールも演っているA-2”Green Rocky Road”や、最高に味わい深いランディ・ニューマンのB-4”Sail Away”(ゴスペルタッチにダミ声で迫る)、ミシシッピジョン・ハートの代表曲B-5”Candy Man”を収めていたりと聴き所は多いのだが、印象的なのはジョニ・ミッチェル。1曲はデイヴの作るその名もA-5”Song For Joni”。さらに、ジョニの『Blue』に収められてたB-2”River”の弾き語りが最高で。後にジェイムス・テイラーらがカバーしたり、最近も海外ドラマに使われたていたりと、支持が厚い名曲。歌の圧倒的な存在感に飲み込まれてしまう。


デイヴは”Urge For Going”、”Both Sides Now”、”Chelsea Morning”などもかつてカバーしていて、同じフォーク畑出身でありながら異彩を放っていたジョニがお気に入りだった模様。