Phil Felice / Safe or Sorry
下記のAlan O'dayへのインタビューによれば、このシングルによって、駆け出しであった彼は初めて世に名前を出すことになったようだ。そうした記念すべき一枚だが、ソングライターとして音楽出版社に所属していた彼とPhil Feliceは面識すらなかったようで、ロックンロール風のこの習作に、彼独自の作風を発見することは難しい。ただし、7thに乗せても決して暑くならない薄口のロックンロールは、後のヒットソング−"Angie Baby"や"Undercover Angel"−を生んだ彼ならではと思えなくも無い。ちなみに彼は山下達郎の共作者として日本では馴染み深い。