いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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 The 4 Seasons

markrock2009-07-22

/ Sing Big Hits By Burt Bacharach…Hal David…Bob Dylan ( Philips / 1965 )


バカラック/デイビッドとディランっていう取り合わせが何とも言えないのだけれど、1965年当時のポピュラー音楽を牽引していた二人であることは確か。ポップグループがディランを取り上げると、その意外なメロディアスさを再確認することができる。


ボッサアレンジのA-1”What The World Needs Now Is Love”から、本盤が悪くないと確信。フランキー・ヴァリの色に合っていると感じたのはバカラックの中でもとびきりポップなA-3”Always Something There To Remind Me ”。あと、意外に良かったのがM-5”Walk On By”。


ディラン・サイドは早速B-1”Queen Jane Approximately”が飛び出してきて、面食らう。デッドくらいしかこの曲をカバーしたことがないことからも彼らの勇気を称えて欲しい。リフはバーズ・ヴァージョンの”Mr.Tambourine Man”でバンドの音は”Like A Rolling Stone“という雑多な音に苦笑。で、続く2曲がB-2”Mr.Tambourine Man”とB-3”Like A Rolling Stone“というのもコレまた笑ってしまう。


それにしても、ファルセットで歌われるB-2”Mr.Tambourine Man”やB-4”Don’t Think Twice (By The Wonder Who)”はやはり珍カバーでしょう。前者は西のビーチ・ボーイズを意識したバーズ版を下敷きにしてはいるけれど、フォーシーズンズらしさもある。後者はドゥ・ワップっぽさが残ってはいるけれど、笑わずにはおれない、という。


B-3”Like A Rolling Stone“は凡庸な出来だが、ラストB-6”Blowin’ In The Wind”はなかなか良い。Aメロはコーラスが生きたフォーク・ロックってな感じで、サビはコードとメロを変えて自分たちの音にしていて。


個人的にはこうしたトホホ盤も大歓迎!