SSW
/ Volume1 –Elloree (Waner WS1922 / 1971) カントリー・ブルーズの作曲家としては大御所の部類に入るJohn D. Loudermilk。70年代初頭のこの自演盤はやはり忘れられない盤。全編自身のハーモニカ、そしてまろやかなガットギター!で、鄙びた田舎の風情をブル…
/ Same (Lifesong LS6008 /1977 ) 最近俄かに慌しく、更新が滞りつつありました。が、入手盤はドンドン増えていくばかり。少しずつ紹介させていただきます。 CashにWestのLifesongからのSSW盤。発禁曲”McDonald’s Girl”でもポップスファンには記憶がある人だ…
/ The Other Side (Sovereign Artists1959 /2005) Manassas仲間、Stillsの新作と合わせるかのようにHillmanも痛快な新作を届けてくれた。ジャケットに映る、61歳を迎えたHillmanの姿はすでに穏やかな老人のようで、かつての精悍さを失ってはいるが、中身は…
/ Sandstone Cathedrals (Mineral River MR 1005 / 1982) 60年代から活動を続ける良心的SSWの80年代に残した佳作。ウィダムヒルっぽいジャケット。中身は80年代という時代にお構いなしなアクースティックな手触り。バリバリとアコギのカッティング…
(Polydor 24 4061 / 1971) 冒頭の名曲A-1”As Long As She Will Stay”を一聴して、同時期のBarry Mannを想起せざるを得ない、ビターヴォイスのピアノマン。SSW期の幕開けを象徴するJ.Taylor ”Fire And Rain”のカバーも実に渋い仕上がり(A-4)。ジュリアード…
/ Prisms (Shelter 52005 /1976) Debbie LyonsとPam Clarkのフィーメールデュオによる名作。銀色のジャケットが目を引くが、ジャケット通り実にドリーミーな出来。プロデュースはアクースティック作品に独特の手触りを持たせる売れっ子David Kershenbaum。全…
/ Love Song Believer (Monument KZ-33383 / 1975) 針を落とすと同時に暖かなピアノとともにまろやかな歌声が聴こえてくる、A-1”Texas Cowboy”。SSWものの内ではかなり見事な部類に入る完璧なバッキングにもう耳を奪われてしまう。ドリーミーカントリーと…
/ Thistles (Casino Records CA-1010 / 1978) 幼年時代の愛称をアーティストネームに据えたBimことRoy Forbesの3rd。何といっても元The Merry-Go-RoundのEmitt Rhodesのプロデュース作であることが目を引く。Paul McCartneyのセンスを受け継いだ宅録アーテ…
/ On The Shoreline (MCA-2299 /1977) 鮮やかな海とヨットが、70年代半ば〜後半の作品として、開放的でカラッとした明るい音を想像させるが、Al Kooperプロデュース作ということでさらに注目。しかしのっけから場違いな感じの”Oh How Happy”をソウルフルな、…
/ Same (Scone records WRC1-2797 /1981) カナダをベースに活動を行う女性歌手の1st。これは非常に素晴らしいポップ/フォーク盤。自らもジャズ・フォーク・ポップの融合を掲げているが、本作はポップ寄りのとても聴きやすい作品で木漏れ日注ぐ日曜の午後を…
/ Keepsake (Wooden Nickel 0145 /1973) 90年代にChristine LavinやJulie Gold (湾岸戦争時のにBette Midlerが歌い世界的なヒットとなった”From A Distance”の作者)らと4 Bitchin' Babesを結成したMegan McDonough(現 ”Megon” McDonough)の70年代フォーク…
/ A Child’s Dream (Stromy Forest 6011 /1971) Richie Havensでお馴染みのStormy Forestの女性歌手だが、すさまじい名盤。冒頭のA-1”(I Ain’t Singin’)No More Sad Songs ”、ファンキーグルーヴA-2 “Get On Down”、A-3 “Hard Sometimes”などカッコ良すぎる…
/ Show Biz (20Century 754 /1974) ハリウッド、トルバドールでライブ録音された作品。タイトルの”Show Biz”を見ても判る通り全編通じて自作キャバレーソングのオンパレード。笑いを誘ったり客席との交歓も。ジャケではDennis自身タキシードにシルクハットと…
/ Porchlight on in Oregon (RCA 4562 /1971) これはある意味予想外。裏ジャケのギターケースのそばで佇むホーボー風情からすると無骨なフォークを思わせたが、A-1”A Million Places”からポップで軽快なカントリー調で、サビの女性コーラスもかなり良い。Eri…
/ No Explanations (Atco 33-274 /1969) Len & Judy Novyの兄妹デュオとして1965年にPrestigeから1枚のアルバムFolk Songs, Sweet and Bittersweetを残しているフォーク歌手Len Novyの唯一のソロ作。プロデュースはDavid BlueやPhil Ochsを手がけているArthu…
/ Let Me In (I’m No Stranger) (Pip 6817 /1976) Pickwickの新録レーベルであるPipからリリースされた、遅れてきたイーグルスフォロワー。オハイオ産ウェストコーストサウンドということで無理があるかと思えば、Jack WilceやSonny Curtisの参加もありさほ…
(Decca 75146 /1969) Blood , Sweat & TearsのリードシンガーがDeccaで吹き込んだソロ。グループ参加間もない頃のリリースだが、ソウルフルな喉は快調そのもの。愛唱歌と思しきところからは”I Got A Woman”、”Tabacco Road”、”Boom Boom”などを選曲。スロー…
/ Gulf Winds (A&M 4603 /1976) SSWとしてのJoan Baezのレコードを1枚挙げるならば、シングル中心の60年代前半における神々しいフォーク時代のもの ―そもそも著作権といった商業的概念の対極にあった「フォーク」は、しばしば拝借したトラディショナルのメロ…
(Sweet Fortune 804 /1973) これは非常に優れたSSWであることが一聴してわかるが、残念ながらこの1枚でミュージックシーンから姿を消している。古びたカントリーハウスに座り佇むウェスタンハットの女性。彼女の紡ぎ出す楽曲は同時代の女性SSWと比較したく…
/ By The Grace od God (Capitol ST-826 /1971) David Reaの2作目。Production SupervisorはMountainの曲提供でDavidと関係の深かったFelix Pappalardi。冒頭のDennis Linde曲はアコギの音色といってビターな声質といいSSWアルバムの基本をなぞっているが、…
/ This Side of the Big River (Warner Brothers 2882 /1975) 俳優Jon Voightの兄としても知られるChip Taylorのソロ4作目。本作はBillboardのカントリーチャートにも36位でチャートインを果たしている。The Troggsの歌ったロッククラシック、"Wild Thing"…
/ A Few Less Colors (Bounder Folk Records /1985) 素性はわからぬが、山間に夕陽が沈むジャケットが、ジャクスン・ブラウンのLate for the Skyのタッチを思わせる実に雰囲気の良い仕上がりで、レーベルもBounderとあって期待したが、全く期待通りの音。A-1…
Alun Davies / Daydo (Columbia 31469 /1972) Mark-Almondで独自のジャズ・フォークを聴かせたJon MarkそしてNicky Hopkinsと共に組んだSweet Tuesdayでもアルバムを残しているAlun Davies唯一のソロ作。プロデュースはCat StevensとPaul Samwell-Smith。Cat…
Larry Groce / Junkfood Junkie (Warner Brothers 2933 /1976) ライブ演奏のブルーグラスタッチの2曲に続いてDylanの"You Ain't Goin Nowhere"が。悪くない盤だが、まあまあの出来。1971年の盤などは余りお目にかかれないが、なかなか良さそう。
Mike Kennedy / Louisiana (ABC 754 /1972) ジャケのカントリーSSWっぽさとは裏腹に、Steve Barriプロデュースで曲はDennis Lambert&Brian Potterと全く文句なしのポップ作。同時期のDennis Lambertのソロ作Bags and Thingsは、ジャケットの温かみといい、Ca…
Gerry Rafferty / City to City (United Artists 840 /1978) なんといっても"Baker Street"のヒットで印象深いSSW。Blue Thumbからの1971年の1stも聴いてみたい。
David Ackles / Same (Elektra 74022 /1968) 1972年の名盤American Gothicでも知られるSSW。Randy Newmanを思わせる雰囲気アリ。1968年ものだが、割と独自の世界観があるので、今でもすんなり世界に入り込める感じだ。
・Brewer and Shipley /Shake off the Demon (Kama Sutra KSBS-2039 /1971) /Rural Space (Kama Sutra KSBS-2058 /1973) Mike BrewerとTom Shipleyのデュオのカーマ・スートラでの2枚。土臭いS&Gといった趣き。"One Toke Over the Line"ほどのポップな曲…
Dorothy Lerner / First Impressions (Crunch 35000 /1974) プロデュースは90年代に入ってRainbowでもドラムを叩いていた、(元はジャズ畑の)John O'Reilly。しかし、このレコードのジャケットは、長髪で佇むDorothy本人と思しき柔和な油絵。音はもっとSS…
Burton & Cunico / Strive, Seek, Find (Family Productions PAS6013 /1971) アンダース&ポンシアとのリレイションでも知られるイタロアメリカン歌手Gino Cunicoと、後にHelen Reddyの"I am a Woman"のソングライティングで広く知られることとなるRay Burto…