/ By The Grace od God (Capitol ST-826 /1971)
David Reaの2作目。Production SupervisorはMountainの曲提供でDavidと関係の深かったFelix Pappalardi。冒頭のDennis Linde曲はアコギの音色といってビターな声質といいSSWアルバムの基本をなぞっているが、徐々にマウンテンばりのヘビーなロックが飛び出してくる。B-1も同様。とはいえ、カナダ時代にGordon LightfootやJesse WinchesterそしてIan & Sylviaのレコードで演奏していたフォーク・カントリールーツは確かなもので、Mike Seegerのフィドルと彼のバンジョーがデュエットするA-4"The Patteroller Song"なんてのもある。A面ではBulldogの面子、Dino Danelli(ex.The Rascals)とJohn Turiが2曲に参加している。そういえば関係ないが、John Turiは後にオールディーズリヴァイバルバンドBlue Angelとして1980年にポリドールからLPを出すが、そのボーカルはShe's So Unusual で再デビューする前のCyndi Lauperだった。