*['60-'70 ロック] John Fogerty / Fogerty’s Factory (BMG / 2020)
台風が来たかと思えば、お盆も雨ということでスカっとしませんが。近所で被害の大きい所もありました。お見舞い申し上げます。昨日は2週間前のリベンジで釣り決行しましたが、台風通過後の超強風により立てないレベルで、AMは竿を出せず。水の被害もある時期ですから無理をせず、木になったつもりで風に吹かれてじっと待ちまして。午後は激しい暑さながら結構釣れました。天気とにらめっこの8月になりそう。
本で言えば積読状態になっているCDをごそごそやっていたら、コロナのステイホーム期に出たジョン・フォガティの『Fogerty’s Factory』を発見。たぶん1回しか聴いていない(ごめんなさい)。最近こんなのばっかりなんですが。
コレ、フォガティの息子たちと自身の曲などをレコーディングしたというファミリー・レコード。プロデューサーのジュリー・フォガティというのはジョンの妻ですから、まさにフォガティ家のプロデューサーということだろう。そしてその間に生まれた息子タイラー、シェーンと娘ケルシーが演奏に加わっている。流石のBMG、メジャー・リリースということでボブ・クリアマウンテンのミックス、ボブ・ラドウィグのマスタリングという力の入りようだけれど、グダグダの演奏もあったりして、それはご愛嬌。本来はYouTubeで聴き流すくらいの音源なのかも。ただ、高校の学園祭バンドにジョンが飛び入りしたような、あのグイグイとノリを生み出すギターと変わらぬ迫力のあるボーカルが加わるだけで、CCRになっちゃうのがすごい。コロナのシチュエーションの中で、ジョンのメッセージが入ったりもするライブ感も、時を隔ててある種の記憶・記録になるのかもしれない。ビル・ウィザースの”Lean On Me”とか、スティーヴ・グッドマンの”City Of New Orleans”のカバーが結構耳に残った。もちろん”Centerfields”(ドジャー・スタジアムでの無観客ライブ録音)、”Have You Ever Seen The Rain”、”Proud Mary”、”Bad Moon Rising”、”Fortunate Son”なんかも入ってます。
ステイホームにフィットしたジャケットはCCRのアルバム『Cosmo’s Factory』のパロディ。『Cosmo’s Factory』は1970年のアルバムだから、50周年の年に出たのが今作だったということになる。ちなみにコスモス・ファクトリーという名古屋のプログレ・バンドもいましたね。