いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Willie Nelson / Willie Nelson’s Greatest Hits (& Some That Will Be)

*[カントリー] Willie Nelson / Willie Nelson’s Greatest Hits (& Some That Will Be) (Columbia / 1981)

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ウィリー・ネルソンですよ。現在御歳86歳ですか。この時からお爺ちゃんのような風貌だから、今もあまり見た目のイメージは変わっていない。カントリー・ミュージックには保守的なイメージがあるけれど、アメリカ人もジョニー・キャッシュやウィリー・ネルソンにはロックのそれと同じようなその範疇からはみ出るイメージがあるみたい。通称トリガーとして知られる穴の開いたガットギターを抱えて、リアルタイムで良いアルバムを出している。2000年代に入ってから毎回のように買っているけれど、2016年以降の近作4作(Willie Nelson Sings Gershwin』『God's Problem Child』『Last Man Standing、そして2018My Way)は特に恐ろしい完成度だと思う。もし明日あの世に行くなら、棺に入れますね(無理か)。

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普遍の伝統芸能の世界だが攻めている。カントリーだから変わらないと思いきや、その世界も結構流行り廃りがありまして。80年代に確立したウィリーの音作りの確かさなのだろう。ジャズとカントリーの折衷なんて、今思えば音楽的に何の不思議もないのだけれど、実はアメリカーナの先鞭だったわけですし。

 

 

で、これは1981年の2枚組のベスト盤。Stardustの大ヒットもあって、ひとつの地位を確立した頃。このレコードを買った理由はなんといってもジャケ(笑)。内容は非の付け所がないわけで。淡い油絵みたいなその雰囲気に80年代AOR的感性を見る。リアルでありながら、写真ではなくわざわざイラストにすることで、時を永遠に封じ込める。イラストは日系アメリカ人イラストレイター、グラフィック・デザイナーのブライアン・ハギワラ。ビリー・ジョエル『Streetlife Serenade』も彼の代表作のひとつだ。

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