いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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[NEW!!]極北ラジオ石浦昌之の「哲学するタネ」が書籍化されました。 『哲学するタネ【東洋思想編】――高校倫理が教える70章』(石浦昌之 著)2018年9月発売!! ●石浦昌之著 ●定価:本体2500円+税 ●A5判(並製)384頁
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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Buzz Rabin / Cross Country Cowboy

*[SSW] Buzz Rabin / Cross Country Cowboy (Elektra / 1974)

 f:id:markrock:20190707172300j:plainリンゴ・スターのカントリー好きは有名だけれど、それというのも、ロカビリーの中にふんだんに含まれているカントリー/ヒルビリー成分に感化されていたということだろう。リンゴ同様、カール・パーキンスをレスペクトしていたジョージ・ハリスンだって同じだった。とはいえ、ビートルズ解散後のある種の全盛期(1970年)にナッシュビル録音のカントリー・アルバムをリリースしたというのは結構挑戦だと思うし、道楽性があったのかもしれない。そのアルバム『Beaucoups of Blues』のタイトル曲を作ったのがこのバズ・レビンという人。ルイジアナ生まれのロデオ・ライダーでDJ、そしてヒット・ソングライターだと紹介されている。その”Beaucoups of Blues”のセルフカバーを含む本作はエレクトラからリリースされた彼の唯一作。リンゴのアルバム・タイトル曲を提供したことは彼にとって嬉しいことだったはず。プロデュースはリンゴ同様、ピート・ドレイク。クレジットを眺めるとウォッシュ・ボード(スクラブ・ボード)にリンダ・ハーグローヴの名が見える。音はむちゃくちゃ鄙びている。ブルーグラスっぽいのもあったり。ジム・エド・ブラウンに提供した”Man And Wife Time”もある。タイトル曲の"Cross Country Cowboy "のイントロは"Mr.Bojangles"を髣髴とさせて。ウィスキーと葉巻を手に持つ酒場のバズはヒッピー世代のカントリー・ミュージシャンとしてかなりリアルな姿だったんじゃないだろうか。

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