いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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[NEW!!]極北ラジオ石浦昌之の「哲学するタネ」が書籍化されました。 『哲学するタネ【東洋思想編】――高校倫理が教える70章』(石浦昌之 著)2018年9月発売!! ●石浦昌之著 ●定価:本体2500円+税 ●A5判(並製)384頁
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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Lost Gonzo Band / Signs Of Life (Capitol / 1978)

markrock2018-05-19


サンタフェで銃の乱射事件があったとのこと。本当にうんざりする。気付けば日本でも世界でもうんざりする事件が毎日のようにおこっている。世界はあまり良い方向にいっていないのかも。どこを見回してもリーダーの人相が悪くなってきているでしょう。経済合理性は人間をずるっこい顔つきにする。そう思って鏡で自分の顔も確かめてみる。ところでサンタフェときいてニューメキシコ州サンタフェだとばかり思っていた。日本では宮沢りえが写真集を撮ったというイメージだけれど、個人的にはネイティブ・アメリカンの居住区があることもあって、昔たずねたことがある。でもニューメキシコではなくテキサス州サンタフェだった。テキサスはアメリカでいえば保守的な中西部にあり、銃所有を支持する人達が多くいるのではなかったか。とはいえ音楽的にいえばアメリカでも、突出して豊饒な風土。

最近何十枚か爆買いしてしまった中に、ロスト・ゴンゾ・バンドのセカンドがあった。スタンダード化している”ミスター・ボージャングルズ”をつくったジェリー・ジェフ・ウォーカーのバックを務めたテキサスのオールスター・バンド、というイメージ。ファーストはもっていたけれど、そこまで愛聴していたわけでもなかったから、全く期待していなかった。しかし針を落としてみてビックリ!!むちゃくちゃポップで爽やかな西海岸の香りまで漂うカントリー・ロック作品だった。よく考えてみればキャピトル移籍作だし、1978年というAOR全盛期に差し掛かる時代性を考えてみればわかる。音だけでいうと個人的に愛してやまないクリス・ヒルマン&ハーブ・ペダースンのデザート・ローズ・バンドととても良く似た感触。ポップ・ソウルっぽいビートやちょいトロピカルな感じの曲もありつつ。メンバーのゲイリー・P・ナンやロバート・リヴィングストンなどが持ち寄った楽曲はどれも素晴らしい。ゲイリー・P・ナンはソロ・アルバムもとても良い。今も続くテキサスの人気TV番組オースティン・シティ・リミッツのテーマ曲として2004年まで親しまれた”ロンドン・ホームシック・ブルース”も手がけており、それがこのロスト・ゴンゾ・バンドの『Signs Of Life』には入っている。