いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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宮 武弘

markrock2012-10-10

/ Life(ライフ)( Rhythm Life Design / 2011 )

先日9月29日の吉祥寺Shuffle、台風の中だったけれど、インディペンデンス・デイという吉祥寺のライブイベントに行って来て。目的はNatural Recordsのライブ。抜群に一押しのピアノ・バンド(http://naturalrecords.net/)。久々に観たのだけれど、"バンド"で演奏する凄みや楽しさを再認識してホロリ来てしまった次第!とてつもない演奏力だね。楽器の音の一つ一つが胸に迫ってきて。プロ・ミュージシャンの演奏ってこうじゃなくっちゃ、という。ずっと追いかけているバンド、ということもあるけれど、良かったなぁ。


「歌う意味」だとか「演奏する意味」だとか。そんなこと気にしないし、受け取り方は人それぞれじゃないか、なんて言う人もいるかもしれない。でもNatural Recordsを聴いていると、いつも「歌う意味」とか、「生きる意味」みたいなものを考えてしまうのはなぜだろう。もしかすると、バンドの音が丸ごと一つになって、生きる、っていうことの生々しさや、泥臭さみたいなものをさらけ出してくれていて、観ている方がそれに共振するのかもしれないな。


そんなメッセージ性の高いバンドの核になっているのはソングライター/ピアノ/ヴォーカルを担当する宮 武弘その人。ずっと欲しかった昨年12月リリースのソロ・アルバム『Life』を入手した。


ソロ・ライブを重ねているだけあって、Natural Recordsでのバンド・スタイルとは完全に差別化を図っている感じ。なにしろウクレレとギターとヴォーカル、っていうシンプルの極みのようなプロダクションで。それだけでもごきげんなグルーヴが生み出せている。そして何より、口ずさみたくなるメロディに宮 武弘の優しくも力強い"うた"がじっくり堪能できる素晴らしい仕上がり!


聴き進めていくと、タイトルのごとく、ナチュレコの音楽でも感じられた「生きる」っていうテーマをさらにパーソナルに展開させた印象。「家族」("母はハハハ")「ホーム」("幸せなとき""武蔵野線")「ライフ」("大切な人に愛を伝えた""二軒目")という。そういう意味では3.11以降の感覚も感じられて("花びら")。身近にいる人や何気ない日常の暮らしが、どれほどありがたく、あったかいものなのかという、当たり前のことに多くの人が気付いた昨年だったことを思う。ナチュレコ・ファンには"クロスゲーム"のスロウなソロ・ヴァージョンも嬉しい所かな。


CDの入手はライブ会場がメインのようなので、まずは是非足を運んでもらいたい。そしてFMおだわらでは毎週土曜日18:00〜「Relax & Music」が好評放送中で、こちらもチェックされたし!


Discography
http://naturalrecords.net/discography/

ブログレビューまとめ
http://d.hatena.ne.jp/markrock/searchdiary?word=natural%20records