/ Secret of the Bloom ( San Francisco SD-201 / 1970 )
デヴィッド・ルービンソンのプロデュースで1970年、って時代を考えると、サマー・オブ・ラブの残り香があるヒッピー・ライクな陰鬱なSSWかな?と思いつつ買ったんだが、なかなか美しいハイトーンが映えて悪くない1枚だった。
まず、A-1”Tule’s Blues”がウォーレン・ジヴォンの曲で、凄く良い。サビの感じなんか、あまり古さを感じさせない。そう言えばジヴォンのファーストに入っていたな。聴き直したいけれど、棚を探すのが余りに面倒なのであきらめる。さらにジェフリー・コマナーのA-2”Out In The Country”、B-4”A Famous Myth”の2曲が。両方ともジェフリーがA&Mからリリースした『Sure Hope You Like It』に収録されている。後者は映画『真夜中のカーボーイ』に使われてた。そう、ジヴォンのファースト『Wanted Dead Or Alive』収録の”She Quit Me “も確か『真夜中のカーボーイ』の中にあった。
あとカバーモノだとスティーヴン・スティルスの”Helplessly Hoping”が目をひく。Victoriaのオリジナルではタイトル曲かな。初期のジョニ・ミッチェルみたいな感じで。メロディはもっと素直だけれど。バックにはエリアコード615の面々が。