いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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Vol.4 Fender Japan Telecaster TL-62B-70

markrock2010-05-14



初めてのエレキ、がテレキャスってのは後の音楽的志向を運命づけていたような気がする。仲良しの音楽仲間だった同級生の導きで高校生の時に購入。このギターのおかげで音楽性を広げさせてもらえて感謝している。型番に70とある通り定価7万だったので売値は56000円だったはず。今は無き吉祥寺の田原楽器にて。


思えば12年くらい弾いている。何度か落としてしまってバインディングが割れたりボリュームのつまみが緩んだりしてはいるけれど、特に改造もせず使っている。それにしてもフェンダー・ジャパンは作りが良い!特に問題が起きたことも無いし。 


使うのはもっぱらリア・ピックアップ。弦はダダリオ以外張ったことがない。全くエフェクター無しでアンプに直でつないでも実にロックンロールでプリミティブな太い響き。とりわけカントリー・リックを弾いた時の反応が良い。ジェイムス・バートンなんかでテレキャスの良さに目覚めた部分があるし、ついついそんなフレーズを弾きたくなってしまう。



宅録で弾くのがメイン。友人とのスタジオセッションでもしばしば持ち出している。レコーディングではソロ、バッキング共に実に堅実な音を鳴らしてくれて、安心感がある。エフェクターはBOSSのTURBO Over Drive (OD-2)のみを使用。元々アコギ弾きゆえ、複雑なセッティングは好まない。OD-2だが、TURBOモードにすると気持ちよく歪んでくれる。でも、その歪みも(矛盾しているが)曲がってはいないというか、割と抜けの良い感じが悪くない。アクースティック・ギターと合わせてもなかなか。シンプルさの極地の様なギターだから、複雑なことはしたくないし、そもそも技量がないので出来ない。