いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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 Steve Cropper

markrock2010-05-11

/ Playin’ My Thang ( MCA-5171 / 1981 )


Booker T.のソロアルバム『Evergreen』のCD化が話題ながら、MG’sのギタリストSteve Cropperのソロでも。こちらはCDが出る気配がない。個人的にはテレキャス好きゆえ、この人のギターは堪らない。ジャケもカエルが指板にあしらわれた赤いテレキャス姿!5月2日に一周忌を迎えたキヨシローとの共演も印象深い。


さて、彼にとって2枚目のこのソロアルバムだが、1981年という時代性もあるが、とても洗練された印象。元々TOTODavid PaichBobby Kimballが参加していることで注目した盤。もちろん今聴くと違った聴こえ方もしてくるんだけど。メンフィス・ホーンズも大方の曲で参加。


まず、Steve自身が歌っているのがなかなか。お世辞にも上手くはないけれど味はある。むしろ歌えるんかい、という驚きの方が大きかった。A-1”Give ‘Em What They Want”やA-4”Fly”はAOR的な爽やかさがあってお気に入りの曲。そういえばNed Dohenyのプロデュースもやってたな、なんて。

でもそうばかりは続かなくて、A-2”Let the Good Times Roll”では旧知のDuck Dunnがベースを弾き、”All Along The Watchtower”をひねくったようなタイトル曲A-3ではズッチャ・ズッチャなリズムにピキピキとソロを弾きまくってくれて!音数は少ないけれど、個性的なギターだな、と。


B-1”Sandy Beaches”はJohn JarvisとDelbert McClintonの共作。B-2”With You”は和むソウル・バラード。B-3”Feet”は同じくギタリストで同じ頃ソロアルバムを出していたDanny Kortchmarの曲。William D.Smithがオルガンを弾いている。B-4”Why Do You Say You Lover Me”とB-5”Ya Da Ya Da”(後者はSteveとDuck Dunnの共作)はLittle FeatBill Payneがエレピを弾く、リズム&ブルース色が濃い2曲。ライブでも、初めは無理して気取っちゃってたのに、最後はお決まりの王道…なんてパターンあるよくじゃないですか。まさにソレ。