前回の(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20090609)に引き続き、2回目の楽器道。またもお付き合い下さい。今日はAvalonのDS-200を。コレはセカンド・ギターとして使っているもの。Avalonは石橋楽器が代理店をやっていて、4年前くらいだったか…御茶ノ水の当店で一目惚れして買ってしまった。見るからにヨーロッパ産、ってなノン・ピックガードのスタイルに惹かれて話を聞くと、内部分裂したローデンのスタッフが作っているとのこと。確かにLegacy Seriesという定価40万を超える高額ラインはローデンそのものといった作りだった。
で、DS-200である。こちらはSilver Seriesという韓国製の低価格帯ライン。シリアルはNo.0410244。コストパフォーマンスの高さから海外では定評があるようだが、日本では余り出回らなかった。購入時も現品のみの処分セール、定価の半額以下の398だっただろうか。
私の持っているDS-200はトップがスプルース単板、サイドがローズという仕様。しょっぱな凄いと思ったのはトップ板の厚さ。6mmくらいあるのかな。とにかくタフ。生音はクセが無く、硬い感じだけれどデカイ。それまでドレッドノートを持っていなかったこともあって、低音の迫力にもやられてしまい。ペグはグローヴァーで、黒のツマミがなかなかお洒落。ブリッジピンは初期仕様のプラスチックだと音の硬さがとれなかったので、友人からプレゼントされたマーティンの木製ピンを使ってみたところ、程よくイイ感じに。イマドキのコリアン・メイドは実にご立派でチューニングも正確なので信頼している。
メインのMartinも側盤ワレ騒ぎだとか、経年による支障が出てきているので、最近専ら外へ出すのはコレ。安く買ったギターは手放すことが多い中、いまだに重宝している。ライブでも何度か使用。そこで、コストパフォーマンスの高いギターならコストパフォーマンスの高いピックアップを、と思い載せたのがArtecのマグネティックPU、WSH12-WN-OSJ。ハムバッキングタイプ。コレ、ネット通販ならギターとは桁の違う398で買えるけど、ナカナカ悪くないのだ。流石にプリアンプをかましてはいるけれど。サウンドホール着脱式でシールドジャックはストラップピンに引っ掛ける形だから、工事の必要も無いし。エレアコに生のエアー感を求めてもソレはなかなか難しい。だったら純粋にエレクトリックだと思って楽しむ割り切りが必要なわけで、そうなるとこのピックアップで十分なのだ。確か憂歌団の木村氏も使っていたと思う。
ストローク主体で使われそうなギターだけれど、ミシシッピ・ジョン・ハートみたいな3フィンガーなんかでもシッカリした音が出る所があって、そっちの線でも育てて行きたいもの。