Bread & Butter
うーん、なかなかいいじゃないですか。一度聴いた時はあまりピンとこなかったけれど、今日二度目に聴いてみたらなかなか。休日の余裕がないと音楽は味わえませんな。潮風のするベテランのソニーから昨年出た新作。
本作の売りは豪華な作家陣の書き下ろし。M-1”ふたりのメロディー”(かまやつひろし)、M-2”海岸へおいでよ”(松任谷由美)、M-3”若ぶるつもりはないけれど”(小椋佳)、M-4”Life Style”(杉真理)、M-5”渚のホーム・カミング・クイーン”(浜口茂外也)、M-7”ワルツ”(森山良子)、M-8”One afternoon in the bar”(加藤和彦)、M-9”マルガリータで乾杯”(麻田浩)、M-11”ペガサス”(明川哲也←旧ドリアン助川です、石川よしひろ)。非のうち所ナシ。
M-3の小椋なんて意外な顔合わせだけど良かった。気に入ったのは”あの頃のまま”の続編M-2、杉のS&G+ポール・マッカートニーなM-4、安井かずみ亡き後、加藤が詩も自分でそれっぽく仕上げたM-8、とろけるようなシティ・ポップのM-11とか。朴訥としたカントリータッチに仕上げた浜口のM-5もブレバタのキャラを活かしていてなかなか。幸矢自作のM-10”Sailing”もコンテンポラリーカントリーな音作りが良い。還暦過ぎたアーティストの音ではない。歌謡路線の二弓作M-12”9月のプレリュード”も良い。ラストの久々の田口俊詩M-13"夏の音符"、沁みます。
10年くらい前、高校生の頃にライブに足を運んだことがあったが、また観てみたい人たち。