いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

f:id:markrock:20190212213710j:image
いしうらまさゆき へのお便り、ライブ・原稿のご依頼等はこちらへ↓
markfolky@yahoo.co.jp

f:id:markrock:20190212212337j:image
[NEW!!]極北ラジオ石浦昌之の「哲学するタネ」が書籍化されました。 『哲学するタネ【東洋思想編】――高校倫理が教える70章』(石浦昌之 著)2018年9月発売!! ●石浦昌之著 ●定価:本体2500円+税 ●A5判(並製)384頁
詳細はココをクリック
注文はココをクリック

【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
ココをクリック

Karla Bonoff

markrock2008-02-15

/ Live ( 2007 )


カーラ・ボノフの2枚組みライブ。思わず手に取ってしまった盤。完成度が高く、時折聴いている。2005年には渋谷のライブハウスDuoにも出演したが、その際の音源も1曲収録。


カーラは寡作の人。リンダ・ロンシュタットに曲提供したことがキッカケでブレイクした人だが、現在まで出しているオリジナル作は『Karla Bonoff』『Restless Nights』『Wild Heart Of The Young』、しばらくぶりの『New World』の4作。90年代に入ってから幻のブリンドル再編(アンドリュー・ゴールド、ウェンディ・ウォルドマン、ケニー・エドワーズと組んだ)でも2作出している。


今回のライブではケニー・エドワーズ(リンダのバックバンド、ストーンポニーズのメンバーだった)がプレイヤーとして参加。ブリンドルで聴かせたアコギとピアノを貴重にしつつも、イナタサの残らない都会的洗練はここでも堅持される。


1曲目のM-1”I Can’t Hold On”から清涼なウェストコーストサウンドが耳を撫でる。M-3”If He’s Ever Near”M-4”Isn’t It Always Love”なんてバラードも胸を打った。なんて変わらぬ伸びやかな歌声。久作中心で、70年代〜80年代前半にかけてのリンダ・ロンシュタットのファンにも十分にアピールする内容。実際、観客もそれを求めているのかも。


2枚目の冒頭、M-1”All My Life”はリンダがアーロン・ネヴィルと共演して大ヒットした名ボーカル作『Cry Like A Rainstorm』に収録されたもの。『New World』で自身のヴァージョンを初めて聴いたとき、感動が体を貫いたのを覚えている。純粋な音楽的感動を味わえる盤。


ちなみにカーラがアコギを弾いている曲もあるが、それは一寸意外。