/ Rock’n’Roll ( 1975 )
12月8日はジョンの命日だったわけだが、とりあえず初めてジョン・レノンスーパーライブに闖入。ジョンの歌を奥田民生、吉井和哉、斉藤和義、くるり、チャラといった面々が歌い継いでいくわけだが、やはり母国語とのギャップに苦しむ感じも。その点、”ジェラス・ガイ”を日本語カバーした斉藤和義はなかなかのもの。しかし、ダントツはこの日復活を遂げた忌野清志郎&チャボでしょう。清志郎のライブは2回目だけれど、存在感・声量・楽曲の解釈とどれをとっても文句なし。R&Bっぽい”ハード・デイズ・ナイト”も良かったし、ドラムスも新井田耕造だったし。最後の最後で登場したヨーコさんはヤハリカリスマ。頭の中が常人と違います。
てなわけで、ジョン不朽の名盤『Rock’ n’Roll』を久々に。リヴォルヴァーのジャケを書いたクラウス・フォアマンがさきのライブでゲスト出演していたのだが、そこで再現してくれたのが、”Imagine”のベースと、『Rock’ n’Roll』における”Bring It On Home To Me”のコーラス再演。まあ出来はご愛嬌でしたけれども。
ところでジョンのボーカル、声域が狭いにも関わらず必死に搾り出す辺りが好み。そう考えるとこの時点でジョンのボーカルは既にもう盛りを過ぎた感じもあるのだけれど、ジョンお気に入りの名曲群、悪いわけがない。近年の再発盤にはボーナスも。私はいまだ『Roots』なるブートで聴き続けてますが。
紙ジャケもババッとリリースされている。個人的にはもうレコやCDで持っているし、買う気はないが。