いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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Kenny “babyface”Edmonds

markrock2007-09-30

/ playlist ( 2007 )


キテますね。涙腺を否応無しに刺激する70年代のエグイ、アメリカンフォークもののカバー集。しかも演っているのが90年代にプロデューサーとして一世を風靡したベイビーフェイスというのも。カバー流行りのご時世を反映するもナカナカの出来。

本名で勝負する本作、彼の趣味の一端を知ることが出来る。彼のアクースティックで繊細な音作りはこの辺りを下敷きにしていたのだと気づかされる。

ジェイムス・テイラーM-1”Shower The People”、M-2”Fire And Rain”でスタート。JTからは相当の影響を受けたことが伺える。オリジナルに結構忠実なアレンジ。M-2は彼なりにちょっぴり歌詞を変えている。余りにも私的ソングなわけだし。

ジム・クロウチのM-4”Time In A Bottle”やデイブ・ロギンスM-9”Please Come To Boston”辺りが出てきたのには驚いた。ダン・フォーゲルバーグM-7”The Longer”は彼の細いハイトーンが映える好カバー。ブレッドはソウル歌手が好む”Make It With You”じゃなく”Diary”を。コレ、結構悲しい曲。

クラプトンとの共演を思い出すM-5”Wonderful Tonight”、ディランM-6”Knockin’ On Heaven’s Door”は無難に良い。

新曲も三曲収録されている(日本盤のみ)が、流れを壊さない。離婚後も君のお父さんであり続けると歌うM-3”Not Going Nowhere”なんかにしてもコンテンポラリー・カントリーなんかが持つ哀愁がある。童顔さんも、私も、歳を重ねました。