いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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Mary Travers

markrock2007-10-07

/ It’s in Everyone Of Us ( Chrysalis / 1978 )


ピーター・ポール&マリーの紅一点、マリーのソロ作。デヴィッド・ポメランツの名曲がタイトルになっているが、彼のアリスタからの3枚目、1975年作をプロデュースしていたヴィニ・ポンシアが本作を手がけている。典型的なカントリー寄りのAORポップ。60年代から引きずるアコギ音楽と、キーボード主体の70年代後半の音楽が混在していたこの時代の音が好きな音楽ファンは多いはず。実に爽やかな気分になれる。ところでヴィニと女性Vo.というと彼が手がけたメリサ・マンチェスターなどを思い出す。


バックではスティーヴ・ガッド、ジェイムス・ニュートン・ハワードなどが全編に亘り弾いている。曲は有名無名曲含め粒ぞろい。まずA面はと言うと、A-1・A-2をロビン・バトウ、A-3はマン&ウェイル、A-4はアルバートハモンド、A-5はダン・フォーゲルバーグ。B面ではB-1ニルス・ロフグレン、B-2デヴィッド・ポメランツ、B-3メリサ・マンチェスターキャロル・ベイヤー・セイガー、B-4ピーター・アレンキャロル・ベイヤー・セイガーという布陣。


ライチャス・ブラザーズが歌っていたA-3”You Turn Me Around”がお気に入り。A-5”Part Of The Plan”のカバーというのも初めて聴いた(ダンのオリジナルではグレアム・ナッシュがハーモニーを付けていた)。