/ Face The Promise ( Capitol / 2006 )
豪放なアメリカンロック。バイクに跨るボブは61歳という年齢を感じさせない。昨年出た11年ぶりの新作を聴いてみるとこれが意外に良い!日本ではそこまでメジャーな人気がない人だが、カントリータッチのバラードなんかにも味のある人。今回も、シングルになったM-2”Wait For Me”なんかが沁みる。ゴスペルっぽいタッチもあったりして、かつてのジャクスン・ブラウンなんかとも同質の祈りの音。
冒頭のM-1”Wreck This Heart”みたいなブギロックも良い。こういうタメた感じのイナタイロックは流石貫禄アリ。シンプルなフォーク・ロックM-4”No Matter Who You Are”、 M-7”No More”は日本に受ける音。セヴンティーズのウェストコースト・サウンドを思わせる良い出来。同じくデトロイト出身のキッド・ロックとのデュエットM-8”Real Mean Bottle”(ヴィンス・ギル曲)、パティ・ラヴレスとのデュエットM-11”The Answer’s In The Question”なんかも心に残る。ラストは円熟の弾き語りM-12”The Long Goodbye”。