*[45s] TOM & JERRY / HEY,SCHOOLGIRL / DANCIN’ WILD ( BIG RECORDS / 1957 )
S&G(サイモン&ガーファンクル)結成前のトム&ジェリー名義のシングル。これだけS&Gが好きなのに、なぜか手元にないことに気が付いた。そこで、カレン・ダルトンのバンジョーを所有されているという通販の名店DISC FILEにて購入。CDではアート・ガーファンクルのデビュー前、アーティ・ガー名義の音源とかポールのソロ時代の諸々を含めたコンピで聴けるし、S&G人気に便乗したPickwickのLPやBig Recordsの怪しげなLPもあった。
しかし”HEY,SCHOOLGIRL”は全米52位というそれなりの小ヒットでもあったわけで、それなりに出回っている盤だと思う。やはり45回転の迫力に勝るものはない。エヴァリー・ブラザーズをモデルに個性を模索していた二人の青々しさは、まぶしいほどだ。来日公演でも一節演ってくれたのを思い出す。クレジットは両面ともトミー・グラフ&ジェリー・ランディス名義(トミーがアート、ジェリーがポール)だけれど、これはセカンド・プレスで、ファースト・プレスはA.ガーファンクル&P.サイモンになっているみたい。こちらはセカンド・プレスということになる。
このコロナ自粛期間中、ツアーは引退し79歳になったポールが、S&Gの”The Boxer”や”Homeward Bound”や、妻のSSWエディ・ブリケルとThe Bobbettesの”Mr.Lee”を演奏する姿をYouTubeで観た。”Mr.Lee”は”HEY,SCHOOLGIRL”がリリースされた1957年の楽曲。時代は巡り巡って、また始まりの時へ。変わらぬイノセンスに改めてアメリカの至宝だと感じ入った所。
https://www.youtube.com/watch?v=-z3Gf9Ni7ts