いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Kenny Rogers / What About Me?

*[AOR] Kenny Rogers / What About Me?(RCA / 1984

 

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前回ジェイムス・イングラムを取り上げた後、SNSで彼のファンを公言している人が結構多いことに気が付いた。そんなわけで、カントリー・シンガー、ケニー・ロジャースAOR名盤『What About Me?』を久々に聴いてみた。ケニーとキム・カーンズ、そしてジェイムス・イングラムのトリオが歌うタイトル曲のバラード”What About Me?”はやっぱり素晴らしい。ケニーとプロデューサーのデヴィッド・フォスター、そしてリチャード・マークスが共作した楽曲。それこそ”We Are The World”な時代の産物。男性カントリー・シンガーと女性、そしてアフリカン・アメリカンの組み合わせは、まるでこの時代のリベラル理想系みたい。でもメインは男性っていう。

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Keane(Brothers)のトム・キーンが手がけた”The Night Goes On”も産業ロック風でカントリー歌手らしからぬ感じだし。ローラ・アランの書いた”Dream Dancin’”は切ないカントリー・ポップ。ギャラガー&ライルのグレアム・ライルとトロイ・シールズの共作”Didn’t We?”、デヴィッド・ポメランツとリチャード・マークスの珍しい共作”Somebody Took My Love”、ケニーとリチャード・マークス共作の名バラード”Crazy”もある。ドリー・パートンの”The Stranger”を入れたのは、カントリー・ファンを繋ぎとめるためかな。とにかく良い楽曲を良いシンガーと良いスタッフ(ネイザン・イースト、ジョン・ロビンソンエド・グリーン、ジョー・シャーメイ、デヴィッド・フォスターなど)で演奏するという豪華なプロダクションが功を奏している。

 

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 息を飲む様なレコードに次いで、ジェイムス&ルーサー・イングラム兄弟やパティ・オースティンらが客演したクインシー・ジョーンズ『Dude』を。やはりDune歌唱の”Ai No Corrida(愛のコリーダ)”でしょう。もちろんジェイムス・イングラムの”Just Once”も。ヒートウェイヴのロッド・テンパートン楽曲はマイケル・ジャクソン『Thriller』とも合わせて聴きたい。そしてそして、テナー・サックスのアーニー・ワッツのクインシー・プロダクションの1982年作『Chariots Fire』。こちらもファンキーな”Hold On”(スティーヴ・ルカサーのソロも最高!)や”Gigoro”でジェイムス(&ルーサー・イングラムハワード・ヒューイット)の楽曲・歌唱を堪能できる。

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