日本でもアメリカでもイギリスでも、1973年位までのロック音盤にハズレはない。シューベルツ〜ジローズの杉田二郎の70年代初頭盤も素晴らしい。ソロとしては2枚目にあたる『旅立つ彼(ひと)』は佐々木勉のタイトル曲を除き、作詞・なかにし礼、作編曲・深町純(”ちいさなお前”は深町の詞曲)というトータリティに優れたプログレッシブな盤。何よりボーカリストとしての杉田の魅力を存分に味わえる。当たり前ですが、すごく良い声。
タイトル曲の”旅立つ彼”はニューロックなアレンジ、そして”真夜中の青春”はブラス・ロックになっていたり。曲間をあえてしぼっているため余韻を与えず、目まぐるしい展開でアルバムが進行する。曲によってはソフトロックのたおやかさもある(ジローズのファーストもそうだったけれど)のはこの時代ならでは。参加陣を見てみると、ドラムスにチト河内、ベースは岡沢章(アキラ)、江藤勲、後藤次利、ギターに高中正義、水谷公生、矢島賢、石川鷹彦、そしてエレピ・ピアノ・オルガン・シンセ・エレクトリックハープシコード、メロトロンなど鍵盤全般は深町純。そしてバックグラウンド・ボーカルにはソウルフルな自演盤もある岡沢章、キン肉マンのテーマでお馴染みの串田アキラ、そして売れるまでは杉田が食わしていたというオフ・コース(小田和正&鈴木康博)の二人。"死にたい時もある"で特徴的なオフコースのコーラスを聴ける。
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