いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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 笠井紀美子 

markrock2010-12-07

/ Just Friends Kimiko Kasai Concert ( Vivid / 1970 )


これはいいね!600円という激安価格だったからたまたま手にとってみたんだけど。日本を代表するジャズ・シンガーである笠井紀美子の1970年ヤマハ・ホールでのライブ盤。実質の単独デビュー作といって良いのではないかな。


かまやつひろしプロデュースではっぴいえんど勢も絡んでいる『アンブレラ』(1972)はニューロック・ファン注目の作で、以前このブログで取り上げたところ(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20100210)、今でも良く検索して来られる方がいたりする。


正直、彼女の名を上げたソニーからの『We Can fall in Love』とか、正直フュージョン風味の印象があって、その割にけだるいヴォーカルがそんなに印象に残らなくて、その頃のものを何枚か持っている割には聴き込むには至らなかった。


それがどうしたことですか!大野“ルパン”雄二トリオが手がけたこの本格ジャズ・ボーカル作品、凄すぎますよ!大野のアレンジもあるんだろうけれど、使い古された言葉だけれど日本人離れしていて。音も最高に良い。さりげないMCにも品があって。ベースソロで聴かせる”Bewitched”のように吐息までが伝わってくるような繊細な曲もあれば、スウィンギーに歌いこなすような曲もあって。ジャズボって、その2面が極端なものも多くて(トロかったり、うるさすぎたり…)疲れちゃうこともあるんだが、恐れ入りました。とにかくカナリ気に入ってしまった。


“Sunny”や”By The Time I get To Phoenix”みたいなポピュラー畑の曲もあるんだけど、しっかりジャジーにアレンジされているのが流石。大野雄二ものにハズレ無しというけれど、これほどとはね…。デザイナーになっちゃったのが勿体ないような。


http://www.kimikobykimiko.com/intro.html