いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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笠井紀美子 

markrock2010-02-10

/ アンブレラ (東芝EMI / 1973 )


ずっと欲しかった盤。中古レコード店に勤めている友人が思っていたよりもカナリの安値で見つけて、教えてくれた。いやぁ、嬉しかったなあ。感謝感激です。


笠井紀美子のアンブレラ。アルファ製作でかまやつひろしプロデュース。「日本ジャズ界のトップ・レディー、ロックに挑戦!!」と帯にあるけれど、当時の日本のロック界のトップミュージシャン、はっぴいえんど細野晴臣(宇野もんど)と鈴木茂(ほしいも小僧)、つのだひろ、原田裕臣大野克夫村井邦彦が参加している。とりわけはっぴいえんどのメンバーの参加作品は掘りに掘っていただけに、本作の入手でその探索の旅も一先ず終結かな。


中身はそれはそれは素晴らしかった。A-1”ベッドの舟で愛の海へ”はムッシュ作のロックンロール。ムッシュの名作『どうにかなるさNo.2』に入っていた曲。鈴木茂のギターの音色が最高に良い。同じくギターのフレーズが堪らなくはっぴいえんどのタッチだったのは、大野克夫作の16ビートA-4”窓をよこぎる雲”。スキャットがデヴィッド・クロスビーみたいで。コンピ『ソフトロック・ドライヴィン ALFA編』に収録されている。歌謡調のA-5”渇き”は音作りでなんとか馴染んでいる感じ。


B面は昨年紙ジャケCD化されたビーバーズのボーカリスト成田賢作のB-1”すべては一部のままで”が良い。成田版でも鈴木茂がバックを務めていた。さらにコレのみCD化されていたと思うけれど、村井邦彦作のB-2”四つの季節”。同時期のユーミン・ライクなサウンド。ラストのスロウ・ブルースはムッシュと笠井の共作だったが少し冗長だった。


それにしてもインパクトのある顔!