いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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 Elliot Lurie

markrock2008-06-07

/ Same ( Epic KE33337 / 1975 )


Brandy”のヒットでお馴染みのルッキング・グラス。”Brandy”はボブ・ディランも好きな曲に挙げていました。そのルッキング・グラスのリーダーだったエリオット・ルーリー唯一のソロ作。エピック1975年のリリースで、なぜCD化されないのかは知らないが、時代の先を行ったかなり完成度の高い作。なぜならバッキングの豪華さ。後のTOTOサウンドを作り上げるデビッド・ペイチ、デヴィッド・ハンゲイトさらにギターはラリー・カールトン(ルカサーでないところが、品良く古臭くならない原因か)、ドラムスはエド・グリーンが主要なリズム隊。曲によってはスティーヴ・ガッドが叩いていたり。アレンジにはマイケル・オマーティアン。プロデュースはデヴィッド・カーシェンバウム。


冒頭のA-1”Disco”はAORなディスコ・サウンド。アーニー・ワッツのテナー・サックスとウォーターズのコーラスもいい感じ。切ないM-2”I Think I’m Fallin’”は本作でもベストトラック。ルーリーのソングライターとしての実力を見せ付ける。ウォーターズ+キム・カーンズがコーラスで盛りたてる。スロウなA-4”Rainbow Girl”はクルセイダーズのカールトン、ウィルトン・フェルダージョー・サンプルが揃ったトラック。A-5”Just Another Music Man”は盛り上げ方が”Brandy”を髣髴とさせる。


B面ではジャッキー・デシャノンのカバーも2曲取り上げている(B-1”My Baby is A Lady”(ヒットしたデシャノン盤では”Your Baby Is A Lady”)、B-3”Rock and Roll Lady”)。ありきたりなバラードと思えど、B-3”I Don’t Wanna Lose You(For My Life)”も沁みた。とは言えA面ほどの出来ではない。


本作の主役ルーリーだが、近年では映画のサントラを多く手がけている。