いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Carl Perkins

markrock2005-05-02

/ Same (MCA RECORDS MCF –3315 /1985 )


もう7年ほど前のことになるだろうか。Carl Perkinsが亡くなったというニュース。彼を敬愛していたGeorge Harrisonも今この世にはいない。50年代半ばに全盛を極めたロックンロールスターの多くが、1970年代以降にオリジナルアルバムを残していない。Carlも然り、と思っていただけに、80年代カントリー畑でのカムバック作の発見は、なんだか思いがけないプレゼントのように思えた。プロデュースは、CarlのRock-A-Billyギタースタイルに多大な影響を受けた古株Billy Strange。彼の一押しでCarlも重い腰を上げたようだ。A-1は”Matchbox”の再演。典型的な80年代カントリーの音だが、Carlはやや太くなった歌声でしっかりと代表曲を歌い上げる。この曲、Carlの作曲とクレジットされているが、元々はBlind Lemon Jeffersonがレコーディングした”Match Box Blues”がオリジナル。その他A-3では”Green Green Grass Of Home”を気持ち良さそうに歌い上げている。B-1では”Honey Don't”の再演。軽快なドラムスとペダルスティールソロからしてカントリー色強めだが、やはり名曲。やはりロカビリーといえばCarl Perkinsだ。The BeatlesのレコーディングではRingo、ライブではJohnが好んで歌っていた。そうそう、The Beatlesといえば、ロックスターとの交歓が印象的なライブ、Carl Perkins&Friendsでも歌われたGeorgeの"Everybody's Trying To Be My Baby"も思い出される。このアルバム、全曲自作で占められているが(共作含め)、それぞれ両面冒頭のロックンロールを除けばまあまあ平凡なカントリーナンバー。とはいえジャケットの勇姿とも相俟って、気持ち良さそうな歌唱がリスナーをいい気分にさせてくれる一枚。”Blue Suede Shoes”の再演があれば完璧か。