/ ゴールデン・ピクニックス ( CBS / 1979 )
昨日、早川さんのライブ・レポートをアップしたのだけれど、早川義夫さんのホームページの日記にリンクしていただけた。
http://www15.ocn.ne.jp/~h440/diary79.html
なんだか憧れの早川さんに自分の気持ちが伝えられたみたいで、恥ずかしいような変な感じだ。とても、嬉しい。
その早川さんのライブをサポートしていたのが、佐久間正英さんだ。日本を代表するロック創成期のプログレッシブ・ロック・バンド四人囃子のメンバーで、80年代にはニューウェイブの急先鋒プラスチックスのメンバーとして、90年代にはグレイやジュディマリのプロデューサーとして、時代の最先端を走って来た人だ。その一方、90年代に復活した早川盤をプロデューサーとして支えた重要人物でもある。ベテランの領域を越えた今、ミュージシャンとして、レスペクトせずにはいられない早川さんとこうして全国津々浦々回っておられるというのが、またまた尊敬に値する。
MCにもあったが、現在レコード会社(CircularTone Records)を新たに立ち上げたそうだ。ツイッターもやっていて、毎日1曲アップしているみたい(http://twaud.io/users/masahidesakuma)。昨日のライブの2部アタマで熊坂るつこさんと演ったソロ演奏もアップするとのことだけど、結構長い曲で、このレベルの演奏を既に毎日アップしてその数が200を上回ってるってんだから、天才は想像を超えている。キーボード、ベースも弾くけれど、ギターもとてつもない腕前!昨日は久々に歌っているギターを聴いた。ホームページは以下↓
http://www.masahidesakuma.net/
今日はそんなことを思い出しながら、四人囃子のセカンド『ゴールデン・ピクニックス』を聴いている。1979年という時代を反映して、プログレしているものの、メロウ&フュージョンな雰囲気を持つ展開も見られて。よく考えてみたら、私の生まれ年のリリースだ。
『ロック誕生〜ニッポンROCK40年』というBSの番組が各所で話題になっている。欠かさず見たんだけれど、ジャックスはなぜか無かったなあ。映像がそもそもないのかな。2008年の映画『ロック誕生 The Movement70's』を下敷きにした作りだと思うけれど、結構見たことがない映像があって。竹田和夫のクリエイションなんか最高だったなあ。この人も近々観に行こうと企んでいる。70年代前半はやっぱりフォークや歌謡曲に力があった時代だから、ロックはマイノリティのものだったわけだけれど、そのエネルギーは尋常じゃないな、と。しかも、レコーディング技術の未熟さから、その最良の演奏がレコードの形で残されなかったバンドも多いから…吉野金次みたいなプロ中のプロにミックスをお願いできたはっぴいえんどは幸運であり、悪く言えばズル賢かった。ジュリアン・コープの書いたオタクなジャパ・ロック本『JAPROCK SAMPLER』で奇しくも海外から再評価された日本のロック。その再検証も大詰めに来ている感じ。