/ Holly Days ( EMI / 1976 )
さて、行って参りました。ジョン・レノン・ミュージアム。今回で4回目、なわけですが、毎回発見があり。でも、3が日にも関わらず来客が少なくて…来秋の閉館も致し方ないかも。20世紀で最も偉大なバンドとなったビートルズ関連の貴重な資料が日本にあるということ自体、ジョンとヨーコの出会いくらい幸運と言わざるを得ない。しかも以前メッセージを寄せたら館長さんからお葉書が届いたり。実にあったかい気持ちになれるので今回も足を運んでしまった。しかししかし、なんか今回は妙に感じの悪いスタッフ2名と遭遇。受付の女性スタッフなどは、写真撮影可能なロビーで記念写真を撮ってくれますか?とお願いしただけで、「中では館長の指示で撮影禁止となっていますけど!」と、中ではカメラなど出した覚えのない私に鬼の形相で食って掛かる始末…非常に残念な人選です。こういう末期症状が出てくると潰れるのも時間の問題と思えます。
さて、昨年出たバディ・ホリーのコンプリート・ボックスが各所で話題になっていますが、それならこんなモノもどうかな、ということで。デニー・レインのホリー・トリビュート盤。”Holly Days”っていうタイトルがいいでしょ。
プロデュースはウイングスの親玉であるポール・マッカートニー。ポール自身がバディ・ホリーにいかれていたのは有名な話。多重録音のバッキングはもちろん、妻リンダ・マッカートニーと共にコーラスでも参加している。楽しんで作られたことが伝わってくる盤。それでいてビートの利いたナンバーでもリラックスした牧歌的な雰囲気になる所がデニーの個性なんだろう。冒頭ドゥ・ワップ・スタイルで歌われるA-3”Rave On”はなんとも好カバー。その他にも結構アクースティックにカバーしているのも良い感じ。B-1”It’s So Easy”と”Listen To Me”のメドレーなんかもそう。ポールのソロとしてレコーディングされてもおかしくなかったんだろうけれど、世界のポールさん、しかも76年って言う時期がソレを許さなかったんでしょうな。デニーならOKだったと。
てなわけでビートルズ・ファンにもオススメしたいってかそんなこと言わんでも既に知ってる盤だと思いますが。恥ずかしながら私は最近になって入手。