いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Rosie

markrock2009-04-12

/ Better Late Than Never ( RCA APLI-1498 / 1976 )


James Taylorのサポートで知られ、その女性的なファルセット・ヴォイスでソロ・レコーディングも数多いDavid Lasley。彼のデビュー作となった3人組のソウル・トリオのファースト。なんともNYを感じさせてくれる。ディスコに行く前のちゃんとしたソウルの音が素晴らしい。二人の女性、Lynn Pitney、Lana Marranoと共に歌う。Davidにとっては3人組のガールポップってな感覚だったのかも。


フィリー・ソウルの甘さとヴァイヴの吹き荒れる切なさが堪らないA-1”Roll Me Through The Rushes ”(Chaka khanのカバーがある)はCharie Calelloの編曲。山下達郎のファーストとほぼ同じ時期だと思ってどうしても聴いてしまう。続く、Honeyconeなんかを思わせるフレッシュ・ソウルA-2”The Knockout Kind”はMike Zagerの編曲。そしてA-4”Blind Man’s Pearl”はPee Wee Ellisの編曲で、以降この三人の個性の異なるアレンジ曲が並び、楽しませてくれる。A-4の作曲はDavid とMarsha Malametの共作。Marshaはレズビアンのアーティスト、Davidはゲイ、ということで交流があったと思われる。疾走感のある16ビートM-3”Pick Up Your Heart”は本盤屈指の佳曲。しっとりとしたA-5”Safe Harbor”でA面は幕を下ろす。


ロッキンなB-1”Late Bloomer”は感心しない出来。アクースティックで感傷的なバラードB-2”London Blues”に続くシャッフル、B-3”Dixie Hobo Queen”は前半の明るいノリとサビのディキシー調の展開が面白い。B-4”Walk In Grace”はカントリー的な味わいがあるバラード。こちらもMarsha MalametとDavidの共作。リズムパターンが目まぐるしく変わるB-5”Danny’s Ditty”はイタダケないが、Booker T.Jones作品のカバーB-6”Ole Man Trouble”はDavidのルーツを知ることが出来る作でなかなか。