いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Solomon Burke

markrock2010-10-14

/ Make Do With What You Got ( Shout / 2005 )


喜納昌吉が沖縄知事選出馬の意向、なんていまヤフー・ニュースを見ていたら。参議院選挙に落ちちゃったもんなあ。参院選前に実は吉祥寺でライブがあったんで観に行ったんだけれど、とにかく迷走っぷりが見て取れた。ライブの途中でわけの判らない爺さんを連れてきて討論会とか始めちゃうし。苛立った観衆が釈然としない喜納さんをなじるという一幕もあって、選挙はダメだなって思ったな。歌を聴きに来てるんだよ、って私も正直不信感を覚えた。政治家なのに「すべての武器を楽器に」なんてジョン・レノンみたいな夢想家でいられることが、奇跡というか、とても大事なことだと今も思っている。ライブはちょうど基地移設の問題で揉めに揉めていた頃のこと。しかし我々も反省しないといけない。マスコミが沖縄と言ったら沖縄に目が行くけど、もう忘れちゃってるなんて酷いよね。対岸の火事意識。情報収集をテレビや新聞だけに任せていると危ないな、と思う。



さて、すいません関係ない話で。そうそう、ソロモン・バークですよ。亡くなっちゃいました。今年来日して、70にしてお盛んなソウル・シャウトを聴かせてくれたのに。飛行機で移動中に急死なんて悲しすぎる…


ということで、手近に見つかったアルバムを取り出してみる。ドン・ウォズが手がけた2005年の『Make Do With What You Got 』。この中に入っている、ザ・バンドの”It Makes No Difference”がとっても良いんだ。レヴォン・ヘルムも、昨年の『Electric Dirt』の中にソロモンの当たり曲でゴスペル・ルーツが見て取れる、”I Wish I Knew How It Would Feel To be Free”を収めていた。もっともザ・バンドで”It Makes No Difference”を歌っていたのはリック・ダンコだけれど、この人も既に帰らぬ人となっている。ドラムスはソウル界でも最高峰のドラマー、ジェイムス・ギャドソン。これが最高に良いんだ。歳はソロモンより一つ上だ。


思い返してみると、2002年の『Don’t Give Up On Me』を聴いたときはビックリした。ゼロ年代に入って、こんなディープなソウルに出会えるなんて思いもよらなかったから。