いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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Sunrise / Same ( Crunch Records / 1974 )

markrock2018-08-19


プロデューサーのジョー・ヴェネリ(Joe Venneri)に引っかかって買ってみた一枚。1974年、CrunchというNYの知らないレーベル。正直ジノ・ヴァネリのキーボーディストのジョー・ヴァネリだと勘違いしていた。"ヴァネリ"ではなく当のジョー・"ヴェネリ"は「ライオンは寝ている」で知られるトーケンズのギタリストだった人のようだ。Crunchの旗揚げリリースは1973年のダニー&ザ・ジュニアーズの”At The Hop”のセルフ・リメイクの45回転だった模様。で、翌1974年にジョーがデビューさせた5人組がこのサンライズ。聴いてみて驚いた。時代としてはちょっと遅かったのだろうけれど、パワーのあるソフトロック〜MORな演奏と流麗なメロディ、全員で歌うコーラスがとにかく抜群で駄曲皆無。何よりリード・ボーカルのリック・ライデル(1979年にソロを出し、チャイ・ライツのシングルB面を書いている)の歌声がバリー・マニロウをさらに溌剌とさせたようで素晴らしい。”Doesn’t She”なんてのはアート・ガーファンクルの”Second Avenue”のような迫力。”Got To Find The Line”は大人が歌ったジャクソン5みたいな色でブルーアイド・ソウルなAOR感覚も先取りしている。ジャズ・ヴォーカリーズのような”Moonlight And Memories”もシャレている。キーボードのロイ・ブレイヴァーマンは後にテレビ・映画音楽の世界で活躍し(http://www.bravermania.com/about.html)、ギターのウォルター・バーはジャズ・シーンで70年代後半から80年代前半にかけてMuseから3枚のリーダー作をリリース(ロイ・ブレイヴァーマンも参加)、そしてドラムスのポール・シュワルツはロサンゼルスのレコーディング・スタジオStudio56のオーナーになったようだ。こういうレコードがCD化されることはないだろう、たぶん。