いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

f:id:markrock:20190212213710j:image
いしうらまさゆき へのお便り、ライブ・原稿のご依頼等はこちらへ↓
markfolky@yahoo.co.jp

f:id:markrock:20190212212337j:image
[NEW!!]極北ラジオ石浦昌之の「哲学するタネ」が書籍化されました。 『哲学するタネ【東洋思想編】――高校倫理が教える70章』(石浦昌之 著)2018年9月発売!! ●石浦昌之著 ●定価:本体2500円+税 ●A5判(並製)384頁
詳細はココをクリック
注文はココをクリック

【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
ココをクリック

林隆三 / ピアノ・マン(ハミングバード / 1985)

markrock2018-04-01


日本アカデミー賞主演男優賞、第1回受賞だったのは俳優の林隆三。彼のレコードというのは意識していなかったけれど、極上のジャジーAORだった。これがファーストで自身単独名義では唯一作。俳優として数々の映画や舞台、大河ドラマなどでもお馴染みだったけれど、高校時代からシャンソンを好み、ピアノの腕前も一級だったのだという。アルバムには「昔愛したお前に、最初のつらい恋を。つぶやくように林隆三が弾く。」なんてキザなコピーがあるけれど、クレジットを見る限り、レコーディングでは弾いていない模様。でもこのアルバム、サウンド・プロデュースを務め、2曲除いて楽曲を書き下ろしているのがルパン三世のテーマ音楽を手がけたことで知られるジャズ・ピアニスト大野雄二。作詩は矢沢永吉「時間よ止まれ」などで知られる山川啓介の書き下ろし。この人の詩は美学があって良い。2014年にお亡くなりになったのは、まさにライブハウスでの演奏直後。その最期までもがピアノ・マンだったことになる。