ドゥービーズのジョン・マクフィー、そしてヒューイ・ルイスやアレックス・コールが在籍したクローヴァーのファースト。長いこと2in1のCDで聴いていたから、オリジナルを買うというアタマがなかったけれど、久々に行った渋谷レコファンで1000円もしなかったので捕獲。改めて70年前後のファンタジーの硬いヴァイナルを手にすると、良い感じですね。同じレーベルのCCRのフォロワーと言われるのもわかる土臭いサウンド。サイケの残り香は比較的薄い(長尺ソロを含む”Wade In The Water”はあるけれど、これでもドゥービーっぽくさえ聴こえる)。しかしCCRとも違うのはジョン・マクフィーのギターが上手すぎること。カントリー・タッチのトゥワンギーなギターのリックは天才的なセンスだと思う。同じくドゥービーズに入ったアルティメット・スピナッチのジェフ・スカンク・バクスターなんかとも同じで、際立っているギターの演奏力。大音量でついつい聴いてしまった。ガツンと来ます。
この時点ではヒューイ・ルイスはまだメンバーではない。ちなみに後に同じくヒューイ・ルイス&ザ・ニュースのメンバーとなるショーン・ホッパーなんかをメンバーにしたクローヴァーは、エルヴィス・コステロのファーストのバックバンドを務めるんですよね。不世出のドラマー、TOTOのジェフ・ポーカロがメンバーだった時期もあるみたい。