いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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[NEW!!]極北ラジオ石浦昌之の「哲学するタネ」が書籍化されました。 『哲学するタネ【東洋思想編】――高校倫理が教える70章』(石浦昌之 著)2018年9月発売!! ●石浦昌之著 ●定価:本体2500円+税 ●A5判(並製)384頁
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【書評掲載】
『情況』2018年秋号 田中里尚(文化学園大学准教授)「教えられぬことこそ語り続けなければならない―石浦昌之の実践について―」
『日本教育新聞』2019年3月18日 都筑 学(中央大学教授)「先哲から学ぶ人生の知恵」
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 復活クリエイション!

markrock2014-06-29

CREATION / Resurrection(IVY / 2014 )


先日はラッパーのEARVINさん(http://urft2.exblog.jp/)&女性ボーカリストの雨宮詩織さん(http://ameblo.jp/rinbell-0114/)とのレコーディングで。馬下義伸さんと私の二人でアレンジと演奏を担当しているプロジェクト。私の3枚目のアルバムに参加して貰ったご縁でEARVINさんから依頼されたもの。見目麗しき雨宮さんはナント、お笑い芸人でいらっしゃって!センチなウィスパー・ヴォイスからは全く想像付かなかったな。ワタナベエンターテインメント所属のコンビを解散後、いまは「ジョセイクラ」というコンビをやっていらっしゃる。通称・雨宮シオリ犬さんというらしいですが、犬アレルギーだとか、まあツッコミ所満載な感じですが!今度はお笑いの方も見てみたいもの。音源の完成が楽しみです!

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クリエイションといえば、ブルース・クリエイション時代から故・大滝詠一とも師匠−弟子ってな関係にあったギタリスト竹田和夫、一世一代の名バンドだ。ブルース・クリエイション時代のボーカリスト布谷文夫は最近伊藤銀次監修のコンピ『布谷文夫コレクション』が出たみたいだけれど、大滝プロデュース『悲しき夏バテ』や怪作”ナイアガラ音頭”で知られている。後継バンドであるクリエイションはというと当時の大物中の大物、クリームのプロデューサーだったフェリックス・パパラルディがアルバム・プロデュースを手がけ、メンバーの一人として共演するなど、英語詩でクリーム直系のブルーズ・ロック・サウンドを世界に問うたのだった。しかしアルバム/シングル・セールスの点で言うと、カーナビーツのアイ高野をボーカルに迎えた歌謡ロック”ロンリー・ハート”が勝ったというのはあくまで日本のロック情況でありまして。とはいえ”ロンリー・ハート”は良い曲ですが!

竹田和夫はとにかく往年のギター小僧達にはウケの良い人で。私の大先輩に当たる50代のギター弾きの方からかつて色々お話を聞いたことがあった。インストの代表曲”Spinning Toe Hold”にしても、竹田さんがプロレス好きで、他の曲名も含めて、プロレスの技の名前なんだよ〜とか、そんなこともその時初めて聞いた。ロックとプロレスの関係の深さは、かつて音楽ジャーナリストの長谷川博一さんから直接教わったことだけれど(佐野元春さんともしばしば対談されている長谷川さんは三沢光晴外伝』も書いている!)、これだけでも一冊本が書けるかもしれないですな。社会のハングリー精神が薄れ、斜陽化している現状も含めて近しいものがある。そうそう、あとギター弾きの方からは、竹田さんとどこかの職場で出会ったなんてお話もあった。この辺はプライベートすぎるので詳細はやめておきますが、オーラが有りすぎてとてもじゃないけど近づけなかった、なんて。確かに私も近年ライブに行って、近くに行ったとき、コワイ位のオーラを感じたなあ。
(以前行った竹田和夫ライブの模様は↓)
http://d.hatena.ne.jp/markrock/20101124


さて、そして今年なんとそのクリエイションの新作(新録+新曲)ですよ。『Rresurrection』(復活)というタイトルも仰々しくて凄く良い!代表曲の再演も申し分ナシ。メンバーは竹田とドラマーの樋口昌之(全盛期のメンバー)、80年代のメンバーだったベースのヒロ小川とキーボードのミック三国(今作ではアレンジの核になっている)だ。竹田の近年のソロ・ライブでも、ジャズ志向に留まらず、ベーシストの迫力もあってか、ロック感が戻ってきているように思えていたけれど、バリバリエレキを弾いているのが嬉しい。音は結構作り込まれていて、キーボードも入りキレイ目な音作りになっているけれど、ロックな感覚は相当維持されており好感が持てた。”ロンリー・ハート”は故・アイ高野を思わせるボーカルをゲストの宮田和弥(JUN SKY WALKERS(S)が完コピしていて。これもある種のレスペクトだな、と思ったり。初回限定盤に付属するDVDの方はインタビューではメンバーが口下手でらっしゃって(笑)、失礼ながら音を聴いた方がバンドの充実度が良くわかった。音の方が雄弁です。5月のSHOGUNとの共演ライブ(http://www.oricon.co.jp/music/musicstreet/1113/)とか行けませんでしたが、ライブも観てみたいもの!