いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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 The Beatles

markrock2011-02-24

/ Broadcasts ( Circuit Records / 1980 )


モノ・ボックスを借りてきてここの所聴きまくってるものだから、年に必ず一度はやってくるビートルズ祭りでありまして。先週だったかポール・マッカートニーの2007年ライブをBSで放送していたこともある。かなり声の調子は悪そうだったけれど、歌えているだけ奇跡かも。


さて、今日もレコ屋で20枚くらい買ってしまった。最近ブログの更新を怠っていたけれど、色々欲しいものだらけで、買ってばかりでそれを消化する暇はない感じ。ここ1ヶ月で100枚くらい買ったなあ…


音楽業界は景気が悪いし、リアルタイムの音楽はそんなに元気がないけれど、聴きたい音楽や語られるべき音楽はそれでも沢山あるんだな。ハッキリ言ってどうにかすれば音自体はネットでタダで簡単に手に入るけれど、私はあえて対価を払ってパッケージを買い続ける。文化を育てるってそういうことだと思うよ。ミュージシャンのフトコロにお金を入れずに音楽を貪るのは泥棒だと思う。しばらく前に友部正人さんがHPのBBSか何かで、YouTubeについて否定的な意見を書いたことに対して、若い世代から非難の声があったけれど、友部さんの言い分は長い目で見ると間違っていない。ミュージシャンの当人の危機感と、楽観的なファンとの温度差だと思った。ライブ映像をプロモーションに使うのは結構だけれど、レコーディング音源そのものを不正にアップロードしている事例が余りにも多すぎるのだ。それをダウンロードすることだって容易だし、たとえ少しくらい音質が悪かったとしても、わざわざCDやダウンロードで金を払って買い直す人がどれだけいるのだろう。


これだけ不正ダウンロードが横行すりゃ、新譜も中古盤も買う人はいなくなる。需要と供給ですからね、正直中古盤の価格、東京では劇的に下がっているのを毎日通っているから肌で感じている。


CDっていうメディア自体、いつまで残るかわからないけれど、私は買い続けるね。だいいち誰も見向きもしなくなってもこうしてヴィニール盤を買ってるわけだし、


ぶつぶつ言いましたが、私だって不正な手段で音楽を聴こうという人の気持ちは大いにわかる。そうじゃなきゃブートなんて買いません。ってなわけで100円で買ったビートルズのブート。既にBBCライブが公式発売されているので価値はないけれど、1980年当時はそこそこ値も張っただろうし、衝撃も大きかったはず。


音質はそうそう悪くない。チャック・ベリーの”Carol”とか、アーサー・アレキサンダーの”Soldier Of Love (Lay Down Your Arms)”とか、ハンブルク時代を思わせるカバーモノが抜群。ぐっと来るよね。全てのオリジナリティは模倣から生まれる。アーサー・アレキサンダービートルズはファースト・アルバムで彼の”Anna”を取り上げて、ジョンが熱唱している。熱心なビートルズ・フォロワーのマーシャル・クレンショウは、そのファースト・アルバムで”Soldier Of Love (Lay Down Your Arms)”のカバーをオリジナルに混ぜて、ビートルズをとりわけマニアックに気取っている。