いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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 諸口あきら 

markrock2011-01-01

/ ファースト・アルバム( 東芝EMI / 1975 )


今年も日本・アメリカのシンガーソングライター、ロックを中心に落ち穂拾いのようにブログをやっていこうと思いますので、何卒宜しくお願いいたします。今年の目標はロックですね。こんな安全パイな自主規制社会ですから、生き方をよりロックにしていきたいものです。いや、ジョーダンじゃなく至ってマジメにそう思ってます。


さて、今日は諸口あきらを聴いている。高石ともやとの出会いから、彼のバンド、ナターシャ・セブンをバックに演奏を残している人。俳優、ラジオDJの経歴も豊富。ちなみにナターシャ・セブンの盤は安いし沢山出ているし、どれをかっていいかわからない状態ではあるけれど、フォークやカントリー好きにはいずれも必聴ですよ。アメリカ土着の音を実にうまく日本語に載せている。


さて、中身はというと宵々山コンサートでのライブやラジオのスタジオ録音で構成されている。ナターシャ・セブンや石川鷹彦をバックにしたカントリーものが実に人柄が滲み出るようで良い。話芸も落語家はだしのなかなかのもの。”都々逸”なんかも聞きものだ。プレイヤーとしては”フォギー・マウンテン・ブレイクダウン”でギターソロを聴かせる。永六輔(ライナーに原稿を寄せている)と中村八大コンビの”生きるものの歌”もしっとりとして良かった。あとは財津和夫率いるチューリップの面々(当時は同じレコード会社でした)とぶっつけセッションを繰り広げた”川のほとり”なんていう貴重な1曲もある。


シングルは「旅笠道中 / リターン・トゥ・パラダイス」を持っている。「悲しみのDJ」のシングルも出たみたい。手元にあるのは見本盤だけど、ラジオ局に配られたモノなのか、“話題盤”というスタンプが押してある。”旅笠道中”は木田高介編曲ながら股旅演歌調。それも演芸に通じた彼の魅力でもあり、アルバムにも入っているけれど、自作の”リターン・トゥ・パラダイス”の方が出来が良いかな。