いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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 加山雄三 

markrock2010-12-31

/ 若大将50年! ( ドリーミュージック / 2010 )


昨日は毎年恒例の友人とのセッションを演ったりして。そのバンドも大学時代からだから、初めの自主盤を作ってからもう11年になる。今年は是非、今しかできない音楽を作ろう、なんて話にもなったので楽しみ。


さて、紅白歌合戦も観てみたんだけど、音楽業界の不振を知らしめる内容ですな。知らない曲が多すぎる。流行ったものがAKBくらいしか思いつかないのも苦しすぎるし、カバーものがやけに売れてるけど、その急先鋒のJUJUとかは出てないしね。しかし若手の地味さはなんなんだろう。コレ、失礼ながら世代に特有のモノだよね。優しくて、人当たりはいいんだけど、圧倒的に地味っていう。何を彼らは恐れているんだろう。そんなに人に嫌われたくないのかな。


司会も悪くはなかったけれど、ベテランの演歌勢もうまく使えてないし、番組としては完全に中庸だなという感触。スタジオから中継がつながっていた桑田佳祐はまだ顔色からしてカンペキとは言いがたい雰囲気だったけれど、ぜひ頑張ってほしいですな。


さて、今日も出ていたデビュー50周年の加山雄三の新譜を。ヤンチャーズ(森山良子、谷村新司南こうせつさだまさしTHE ALFEE)を従えてテレビ露出していたので、さだ作詞の”座・ロンリーハーツ親父バンド”は知られたところかもしれない。カントリーっぽい曲調が良かったですな。そうそう、エレキ前夜のカントリー・バンド、カントリー・クロップスの音源”My Shoes Keep Walking Back to You”がボーナス収録されていた。そのほか、ゲスト(THE ALFEEさだまさし、森山良子、南こうせつ谷村新司)を交えつつ、”夜空の星”、”君といつまでも”、”旅人よ”、”白い砂の少女”、”サライ”とベストともいえる選曲。”知床旅情”、”夜霧よ今夜もありがとう”、”愛燦燦”、”上を向いて歩こう”、そしてバックバンドを務める子分格といっても超ベテランのワイルドワンズの”想い出の渚”といったカバーも楽しめた。


若大将映画も何と言ってもオススメだ。以前、狂ったようにレンタルして見まくった記憶がある。


今年一年、本ブログをご覧頂きありがとうございました!良いお年をお迎え下さい!