いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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 Cowboy

markrock2010-12-11

/ Same ( Capricorn / 1977 )



むちゃくちゃ爽やかなカントリー・ロック”Takin It All The Way”(スコット・ボイヤーの作)で幕を開けるカウボーイの最後の盤。ジャケットのエンボス加工されたバンドのロゴをなでてしまう。ギターの音が実に気持ち良い。


カプリコーンというとサザン・ロックのイメージがどうにもつきまとっていて。リヴィングストン・テイラーみたいな人もいたわけだけれどもね。このカウボーイも当然そうしたサザン・ロック的な語られ方をするし、そういうバンドの1つなわけだけど、この盤は初期のカウボーイから布陣も変わっているせいか、より聴きやすい。ボイヤーと双頭を張るトミー・タルトン作の”Now That I Know”はジャジーなタッチが実に新鮮な名曲!これだけを聴いたら、南部バンドだとは思わないはず。そして3フィンガーのフォーキー”Pat’s Song”と続く辺りでアクースティックでヒューマンなプレ・AOR風味に酔いしれる。スライドにしたって闇を切り裂くと言うより、穏やかなビーチを思わせるまろやかさなんだな。サザン・ロック信仰のある人には軽すぎるかもしれないけれど、個人的には完璧に好きな音!