/ 出発の歌 (Song Of Depature) ( DENON / 1971 )
コレは知らなかった。時々、無性にシングル盤が欲しくなることがあって、行きつけの店で漁っていたら面白いモノが出てきた。コレ、日本のフォークものとしては定番の「出発の歌(Song Of Departure)」。出発は「たびだち」と読みます。そう、小室等率いる六文銭が、上條恒彦と組んで1971年の第2回世界歌謡祭でグランプリを獲得した、あの曲なのだ。
で、この曲と共にグランプリを獲得したアンドレ・ポップ作の”ただ愛に生きるだけ(UN JOUR L’AMOUR)”の2曲を服部克久編曲・日本語詞でマイク・カーブ・コングリゲイションにカバーさせた珍品というわけ。たどたどしい日本語が流麗なコーラスで歌われた時のトホホ感を是非味わって欲しいものだ。曲としては、ソロでは小粒な小室等にしては壮大で、ヤハリ一世一代の当たり曲だと納得させられる。”だれかが風の中で”もマカロニ・ウェスタンをイメージした楽曲だと小室自身が語っていたけれど、そういった洋物のイメージでそもそも作られた曲なのかもしれない。思いこみの激しさもあいまって、マイク・カーブにこそ歌われるべき楽曲なのだという気がしてきた。
世界歌謡祭のショー・タイムにマイク・カーブ・コングリゲションが出ていた模様↓
http://www.yamaha-mf.or.jp/history/e-history/wpsf/wpsf2.html