いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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Neil Sedaka

markrock2010-02-28

/ The Music Of My Life ( Razor & Tie / 2010 )


コレは驚いた!昨年の新作『Waking Up Is Hard To Do』(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20091121)が余りにも良かったものだから、マサカと思いながら新作を予約しておいて、一週間前くらいに届いたのを放置していたんだけど、期待もしてなかった分今聴いてビックリ!この人、ヤハリ只者ではないソングライターだな、と。


まず1曲目のM-1”Do You Remember?”に尽きるかな。コレはなんとデヴィッド・フォスターがプロデュースしていて。スパニッシュ・リリックも含んだ哀愁のラテン・メロに全盛期と全く変わらぬスムースな歌声が飛び出して。歌謡テイストもあるので、往時なら場合によっちゃ日本で受けたな、と。しかも自作ってのが素晴らしい。その他はニールのピアノを基調とした上質のMORを聴かせてくれる。同じくラテンの隠し味があるM-3”Living In A Fantasy”や70年代を思わせる溌剌としたピアノ・ポップが飛び出すM-5”I Got To Believe In Me Again”などもう最高。タイトル曲のM-6”Music Of My Life”も心に残った。ハワード・グリーンフィールドとの共作のM-4”Right Or Wrong”ではノスタルジックなアメリカン・ポップス気分も甦らせてくれて心憎い。


ベスト盤と抱き合わせの2枚組も出ているようだけれど、旧作を持っている向きには今年出たこの単体が良いかと。


本人はポップソングのフィールドでは最後のアルバムになると語っているようだけれど、71歳にしてこの完成度を聴かされてしまうと、もっと、と思ってしまうのが人情だ。