いしうらまさゆき の愛すべき音楽よ。シンガー・ソングライター、音楽雑文家によるCD&レコードレビュー

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BIM

markrock2010-02-21

/ Kid Full Of Dreams ( Casino Records / 1975 )


BIMことロイ・フォーブスはカナダのミュージシャン。この盤は、今オリンピックで全世界の注目が集まっているバンクーバーでレコーディングされたもの。SSWファンなら、エミット・ローズがプロデュースを手がけた1978年の『Thistles』を思い出すだろう。5年くらい前だろうか、このブログでも紹介していたはず(http://d.hatena.ne.jp/markrock/20050429)。やっと(と言っても特に探していたわけではないけれど)、ファーストを入手できたもので。


なんともキャッチーな好カントリー・ロック曲A-1”Can’t Catch Me”で幕を開ける。ひしゃげた歌声は女声のような感触もある。間奏がテナー・サックスというのはカントリーらしからぬ所だけれど。他にもマイナー・ジャズタッチの佳曲A-2”Waitin’ For You Mama”(1978年盤で再録)もあったり、シャッフルが粋なA-4”Morning Mail”とかホントにアクースティックで良い曲ばかり。B面にはハンク・ウィリアムスのB-5”I’m So Lonesome I Could Cry”がカバーされている。ジミー・スフィーリスもエピックからの1976年盤でカバーしていたけれど、この曲を歌っていると言うだけで、私はもう惹き付けられてしまう。B-4”Don’t Try To Get To Sleep”もポップなカントリー・ロックでオススメ。


http://www.royforbes.ca/index.html