/ Lost Generation ( RCA APL1-0916 / 1975 )
エリオット・マーフィーというと、ブルース・スプリングスティーンのようなディランズ・チルドレンのロック詩人というイメージ。こちらは西海岸録音のセカンド。
ディランを思わせる疾走感のある詰め込みフォークロックってなA-2”A Touch Of Mercy”とか、ソフトロッキンな木漏れ日ポップA-5”Bittersweet”なんぞは魅力的。今聴いてもなかなか新鮮で悪くない。
もちろんタイトル曲B-1”Lost Generation”には圧倒的される。プロデュースはポール・ロスチャイルド。ネッド・ドヒニーの珍しいギター参加もある。他にはソニー・ランドレス、リチャード・ティー、ゴードン・エドワーズ、ジム・ゴードンが参加。コーラスでは後にTOTOに加入するボビー・キンボールの姿も。S.S.フールズ以前のこれまた珍しいセッションのはず。